No Way Out 2004 | 評価:A |
レッスルマニア20も目前に控えたNWO04ですが、メインが素晴らしく意義深い物になりました。それだけでこのDVDを買う価値はあるんじゃないかと。今は亡き彼にとってどれだけこのPPVが大きかったことか。実はNWO04のレビューはもっと後ににするつもりだったのですが、彼が亡くなったという報せを聞きつけ、思わず見直さずにはいられませんでした。そんなわけでレビューをどうぞ。 リキシ&スコッティ2ホッティ vs バシャムズ・ブラザーズ&シャニークワ ジェイミー・ノーブル vs ニディア レイ・ミステリオ vs チャボ・ゲレロ カート・アングル vs ジョン・シナ vs ビッグ・ショー エディ・ゲレロ vs ブロック・レスナー ウルティモ・ドラゴン&ポール・ロンドン& ビリー・キッドマン vs タジリ&アキオ&サコダ まとめ。メイン戦だけでAランク保ってるようなもんなんで、ぶっちゃけ「彼」ことエディの個人DVDが発売されているとなった今では、わざわざ買う意義は少ないかと。まぁレンタルでどーぞ。 (執筆日:2005年11月20日) |
Wrestle Mania 20 | 評価:A |
レッスルマニアもいよいよ20回目。DVDも3枚組で約9000円という大ボリュームでございます。はたしてこれが吉と出るか凶と出るか……。 ビッグ・ショー vs ジョン・シナ ロブ・ヴァン・ダム&ブッカーT vs ギャリソン・ケイド&マーク・ジンドラック vs ラ・レジスタンス vs ダッドリーズ ロック&ソッコ・コネクション vs エボリューション セーブル&トーリー・ウィルソン vs ステイシー・キーブラー&ミス・ジャッキー チャボ・ゲレロ vs ジェイミー・ノーブル vs フナキ vs ウルティモ・ドラゴン vs レイ・ミステリオ vs ナンジオ vs タジリ vs シャノン・ムーア vs ビリー・キッドマン 肝心の試合ですが、睨みあう時間が長すぎ。じらしているのは分かるんですが、その間に「クソ試合!」と言われてしまってはね。でレスラーも思いっきり影響受けて、さっさと終わらせてしまった感じ。超大物同士の対決なのに歓声ほとんど無しってことがどれだけ異常か。最後はなんとかオースチンが締めて観客を沸かせましたが、ホント、レフェリーがオースチンで良かったねといった感じですね。 スコッティ2ホッティ&リキシ vs A.P.A vs バシャムズ・ブラザーズ vs 世界最強タッグ ビクトリア vs モーリー・ホーリー エディ・ゲレロ vs カート・アングル HHH vs ショーン・マイケルズ vs クリス・ベノワ ダッドリーズ vs ランス・ストーム&ヴァル・ヴィーナス 長くなりましたが、総評です。残念ながら世界ヘビー級王座戦&WWE王座戦以外は印象に残らない試合が多く、パッとしない感じでして、値段が高いこともありSランクを付ける訳にはいかないですね……。DVD3枚組ということで、DISC3にはレッスルマニアの直前プロモ番組が2本入ってるんですが、これは結構面白くて感動できます。ですので3枚組にしたことは別に否定しませんが。 (執筆日:2005年10月10日) |
Back Lash 2004 | 評価:A |
やはり2004年のバックラッシュで印象深いのがWM20のトリプルスレットの再戦が早くも組まれたことと、予想外の死闘となったハードコア・レジェンドvsレジェンド・キラーの対決ですね。 前半は完全にフレアーペース……というかフレアー・ワールドですね。(笑) シェルトンもノリノリで入っていって適応してるのが意外でなかなか面白かったです。後半は普通でしたけど、双方ちょっと間空けすぎてしまったのが駄目でしたね。 クリス・ジェリコ vs クリスチャン&トリッシュ・ストラタス ヴィクトリア vs リタ ランディ・オートン vs ミック・フォーリー 試合自体については……どう言えばよいのでしょうか。とりあえず久しぶりにとんでもない戦いを見させていただきました。デスマッチの経験が無かったであろうオートンも、現役退いたはずのミックもようやりますね。 vs ハリケーン&ロージー クリス・ベノワ vs HHH vs ショーン・マイケルズ とはいえ前回と同じカードながらも、マンネリ感を与えないようにする気遣いはそこかしこから伺えました。凶器が出てくる点もそうですし、王者の地元でモントリオール事件ネタやるとはWWEもなかなか肝が座ってます。 マット・ハーディー vs バル・ビーナス 今PPVはやはりオートンvsミック、ベノワvsHBKvsHHHに尽きると思います。とはいえ全体構成としては申し分なく、それぞれの試合がそれぞれに与えられた役割をきっちり果たした感がありますね。それと映像特典が豊富なのも○。 (執筆日:2006年3月19日) |
Bad Blood 2004 | 評価:B |
2004年のバッドブラッドといえばやはりHHHvsHBKのヘル・イン・ア・セル!50分近くというWWEのシングルマッチとしては異例の死闘が今でも記憶に残っています。 【世界タッグ王座戦】
これまた茶番だったわけですが、ラ・レジスタンスはやっぱり基礎はあってもタッグチームとしては物足りないですね。存在感があまり無いのが致命的。と言っても彼ら自身が悪いわけではなく、アングルその他の要因の方が大きいんですけど。色々と不遇です。ラ・レジスタンス vs クリス・ベノワ&エッジ クリス・ジェリコ vs タイソン・トムコ
トムコはまさにガタイのデカいホウキといった駄目具合。こういうのを「ウドの大木」って言うんだなーと身に染みて感じました。そしてそんな相手に対して思う存分動きまくり試合を作るジェリコには驚嘆させられます。「ホウキ相手に試合を作る」という名声はリック・フレアーの専売特許じゃありませんよ!【IC王座戦】
オートンもベンジャミンも素材は良いんだけど、やはりこの時期では間の取り方に難があります。この試合でも双方単発気味で間延びしてしまいました。ただフレアーが入ってきた辺りから熱を帯びはじめ、ちょっと好勝負になったかも。オートンが珍しくフロッグスプラッシュしてるのにも注目。ランディ・オートン vs シェルトン・ベンジャミン 【女子王座戦/フェイタル4ウェイマッチ】
この内容なら別に4wayにする必要が見当たらないですねー。試合自体は短いながらリタ以外の3人はしっかりと頑張ってます。リタは危なっかしすぎ。ヴィクトリア vs トリッシュ・ストラタス vs リタ vs ゲイル・キム ユージン vs ジョナサン・コーチマン
the茶番。試合後にギャリソン・ケイドにかけたスタナーが酷すぎて笑った。【世界ヘビー級王座戦】
流石にケイン相手では防衛と見られるのがオチなので、いくつもの伏線を散りばめつつ開戦。ケインの化物性に立ち向かう技巧派ベノワの構図がはっきりしてて良かったです。ただ試合そのものはまぁ……ケインではこれが限界な感じ。ラストはあのまま勝っても良かったと思うのですがどうでしょう?クリス・ベノワ vs ケイン 【ヘル・イン・ア・セル】
名試合として知られるこの試合ですが、初回見た時は壮絶さに息を呑みつつも、約50分という長丁場に寝かけてしまいました。もう一度見ることで、この試合の真価が理解できるのでしょうか。HHH vs ショーン・マイケルズ まず最初に気になったのがセルが若干横に大きくなっているということ。明らかにリングとセルの間が広いですし、セルがリングに降りた時も「あれ?セルの高さ低くなった?」と勘違いしましたから。横が広がってるので錯覚しちゃったんですね。 試合を評するならば「壮絶なオールドスタイルプロレス」。2人が各々確立した自身のスタイル・ムーブのほぼ全てを披露しており、その中には凶器による攻撃も含まれていますが決して違和感を感じさせません。過去の例で言うとサマースラム2002のストリートファイトマッチの時は、オールドスタイルを守りつつも頭を使って凶器をプロレスに組み込んでいっており、あくまでも「異物」でした。しかし今回は「異物」ではなく「あって当然のもの」、試合を構成する一要素というレベルにまで組み込んで——いや、融合していました。 壮絶な凶器攻撃の連続、フィニッシャーのかけ合い、大流血、お互いによりかかりつつも立ち上がっていく姿。いや、ほんと壮絶の一言。ですが、個人的な見解から述べると、この試合は壮絶な試合ではあっても、決して名試合では無いと考えます。 まず試合の内容はそこまで長くないのに、約50分かかっているということが最大の問題点だと考えます。要するに寝すぎ ってことなんですが。丸KEN戦もこんぐらい寝ればよかったのに……。まぁ他団体の話は置いとくとしても、正直試合内容のメモを見る限り、どう考えても彼らが普通にやったら30分後半で終わるんですよ。ところが今試合では普通に序盤からペース遅すぎるわ寝まくるわで、しかも明らかに意図した上でやってます。理解できない。 またWWE的リング上の世界観の限界が露呈した試合であったと思います。双方共、凶器打撃含めて半端無いダメージが入ってるのに3カウントが取れない。いくら最終決戦(何度目だろう?)と銘打ってHIACやってるからとはいえ、他の試合との比較で考えると大分世界観的におかしいように感じました。1回目のペディグリー返しの時点で「ええ〜っ!?」っという呆れた反応しちゃいましたからね。度が過ぎてます。 それと肝心の試合構成も難があるんじゃないかなーと。ロープワーク多すぎ、場外ふっ飛ばしすぎ、セルへ振るの多すぎ。ただ流血を2段階と見なして構成していたのは凄惨さを出す上で上手い手法だと思います。露骨なところだと、ラダー攻撃前あたりでHBKによる椅子打撃2連発→元から流血してたHHHが大流血とか。 ……それと今試合は関節技分が足りない!特にHHHにはインディアンデスロックと4の字出してほしかったなぁ〜。ただ寝てるよりもよっぽど良いと思うんですが、どうでしょう。あーそれと凶器でスレッジハンマーも。ついでに言うならHHHが中盤からペディグリー仕掛けていってるのが気になりました。必中の一撃を狙うHBKとの対照性を狙ったんでしょうけど、結局今試合ではダブルアームの体勢になったのが5回もあり、緊張感が途切れて散漫になってしまったと思います。そもそも長すぎる試合時間で、勘が狂って出し所間違えたかなという気もしなくはないですけど。この辺りは「試合の筋はどうやって作られているのか」という業界のブラックボックスに包まれた範囲なんで判断は避けます。 最初に見た時も思ったんですが、この試合は個人的にかなり研究のしがいがありますね。HHHとHBKという業界でも指折りの試合巧者がどのような意図でこの試合を仕掛けたのか? そしてこの試合を名試合と評価した人々と自分のプロレス観の違いとは何か? 疑問や理解できない部分がこの試合にはあって、それが気になって仕方がありません。 【Heat枠】
どう考えても超塩試合確定カード。しかもそれを裏切らないのが悲しいところ。まさに「沈黙の塩」って感じ。(謎)バティスタ vs メイヴェン やっぱりなんだかんだいってHIACに集約されてしまいました。色んな意味で大きな試合だったと思います。結局これ以降2人のシングルは現在に至るまで組まれていませんが、そろそろHBKの方のキャリアも短くなってるはずなんで、次があるのかどうか……。まぁ来年あたりにHHHがDX裏切ってまた泥沼の抗争やってそうな気もしますが。(笑) (執筆日:2006年9月18日) |
Summer Slam 2004 | 評価:A |
今年のサマスラはまずCMが面白かったですねぇ。それらが完全収録なのも良し。それらも含めて特典映像がかなり充実してます。ディーバ・ドッチボールが空気すぎたのはアレですけど。ただツインテールのステイシーは必見。(死) ビリー・キッドマン&ポール・ロンドン&レイ・ミステリオ vs ダッドリーズ
オープニングマッチはごく普通の6メン。短いながらも各人見せ場作りつつって感じで。楽してるっちゃ楽してますが、皆良いレスラーなんで、それらが噛み合うとやっぱ面白いねぇ。【ティル・デス・ドゥ・アズ・パートマッチ(”死が2人を分かつまで”戦)】
マットvsケイン。こんなんもありましたねぇ!久しぶりに見て驚きました。まぁあんまり噛み合ってない訳なんですけど。コーナーにわざわざ昇ってサイド・エフェクトしたのには笑った。ラストは相手の格を考えるとちょっと意外かな。マット・ハーディー vs ケイン 【US王座戦/5番勝負1本目】
ブッカーTvsジョン・シナ。2人とも打撃メインでしたが、なんとなく噛み合ってるような気がします。短い上に双方寝すぎですが。ブッカーT vs ジョン・シナ 【IC王座戦/トリプルスレットマッチ】
トリプルスレットは……。まだこの頃のバティスタはしょっぱすぎ。エッジも微妙ですし、クリス・ジェリコによるプロレス教室って感じを受けました。エッジ vs バティスタ vs クリス・ジェリコ カート・アングル vs エディ・ゲレロ
カートvsエディ。WM20の時も良試合ってことと、オチだけしか覚えてなかったという、個人的には陰の薄いカードなんですけれども。なんだこの凄いクオリティは。レスリングスキル全開・お互いの持ち味を出し合った名勝負。試合時間はそこまで長くないですが、動きが早くテンポも良いです。こんな試合を忘れていたとは……不覚極まりない。WM20の同カードを遥かに超えてます。本PPVベストバウト確定。HHH vs ユージン
HHHvsユージン。流石にユージンは基礎がしっかりしてるなぁ。HHHのヒールっぷりがなかなかGJ。ユージンやりたい放題すぎて笑った。オチもひでぇ。(笑)
結構良評価なんですけども、問題があるとすれば双方とも間空けすぎなこと。大分スカスカな感じがします。【WWE王座戦】
WWE王座戦。テイカーってこんなに禿でしたっけ?(泣)
意外に双方アグレッシブに殴り合い。双方とも打撃中心でクラシック志向なので現代プロレスの観点から言うとシンプルすぎるかもしれません。ですがアメリカ人の体格を生かしてますよね。個人的には好感を持てます。ただ最後はねぇ……。チョークスラムtoリムジンは良かったんですけど。JBL vs アンダーテイカー 【世界ヘビー級王座戦】
そしてメイン。2人の技量は問題無いんですが、筋が駄目すぎる。前半がシャープシューターを始めとする関節技かけすぎでダラダラ。後半はそこそこ面白かったけど、フィニッシュムーブ1発で終わるのは説得力無さ杉。お互い1回ずつ抜けて2回目フィニッシュぐらいやってほしかったです。クリス・ベノワ vs ランディ・オートン 世界ヘビー級王座戦としてはあまり良くない試合……正直なところ「面白いUS王座戦・IC王座戦」レベルと感じました。終わった後の握手とかもちょっとあざといかなぁと。1ヶ月後を知っているだけにどうもね。 【Heat枠】
CMカット有り。
Heat枠はレネということもあって地味な対戦。ただ結構素地は出来てますね。後、長距離フロッグスプラッシュには驚いた。短いのにCMカット入れるのは駄目すぎ。RVD vs レネ・デュプリー まとめ。まずトロントの客やっぱりアカンね。まぁWWEもやっちゃってくれてますが。本編ですけれども良い試合は多いものの、記憶に残る試合が無いんですよね。エディvsカートっていう凄いベストバウトもあったんですけど。う〜ん。 (執筆日:2006年1月29日) |
No Mercy 2004 | 評価:C |
2004年のノーマーシーってイマイチパッとしない印象がありますね。不思議とどんな試合が組まれてたかは覚えてるんですが、肝心の中身となるとさっぱり……。 エディ・ゲレロ vs ルーサー・レインズ
尺的には普通ながら、ルーサーがもっさりなせいで余計長く感じます。ルーサーは動くことは動くんだけどメリハリも精度も無く、ただ単に攻撃してるだけ感が漂ってますね。てか エディがドルフィンマジック(ロープ駆け上がり式不知火)やってるー! マジびっくりです。流石にリバースDDTの状態からの切り返しという感じで、スピードはゆっくりですが……。 【クルーザー級王座戦】
結局よく分からなかった”ザ・ボス”ギミックの王者スパイクが、ナンジオと対決。正直華は無いですが、そこそこな試合をやってくれました。やっぱりナンジオはインサイドワーク上手いですね。スパイク・ダッドリー vs ナンジオ ポール・ロンドン vs ビリー・キッドマン
ビリー・キッドマンがSSP失敗してチャボを負傷させたガチの事故が元で抗争アングルが組まれました。しかしホント、キッドマンはオーラ無いですね。(笑) 試合の方はキッドマンは関節技で攻めて、ロンドンは空中技で攻める展開。ロンドンの技のキレは半端ないですね。そこそこ面白い試合でした。キッドマンに省エネ感が漂うのはちょっとアレですけど。 【WWEタッグ王座戦】
ごく普通のタッグマッチ。皆さんソツなく仕事をこなしています。2人同時トペ・コンヒーロと、ラストの方でRVDがウルトラタイガードロップやってたのが印象に残りました。鈴木 健想&レネ・デュプリー vs レイ・ミステリオ&ロブ・ヴァンダム ビッグショー vs カート・アングル
思っていたよりずっと熱戦になりました。まず2人の表情が素晴らしいですね。ビッグショーが投げるわ打撃するわと大暴れし、それに大してカートがサブミッションで対等に渡り合っているように思わせたのは凄い。ラストはちょっとレアです。【US王座戦】
5番勝負の最終戦ですが、相変わらずなんともいえないあっさり塩な試合です。ジョン・シナ vs ブッカーT リコ&チャーリー・ハース&ミス・ジャッキー
何故このカードがこの位置なのか分かりません。カードを見て分かるとおりの展開ですが、チャーリー・ハースが凄く良いですね。体格がこんなにでかかったけ?と思うぐらい立派でしたし、テクニックも言うことなし。こんな人材を一時期手放すとはWWEは何を考えてるのやら……。リコは今ひとつですが、ラストのムーンサルトだけはなかなか良かったですね。vs ダッドリーズ&ドーン・マリー 【WWE王座戦/ラストライドマッチ】
試合前のプロモのヘタレJBLだけでもうお腹いっぱいです。(笑) ガングリルとか久しぶりに見たな……。JBL vs アンダーテイカー 試合の方はラストのオチがアレなだけに正直手抜き気味ですが、かなりの大破壊戦。ここまでスケールの大きな戦いが出来るレスラーって珍しいんじゃないでしょうか? そうそうJBLvsテイカーって真面目にピンフォールで終わった試合が無いんじゃないですか? もうホントどちらもギリギリなんで(JBLなんて半引退だし)、最後にヘル・イン・ア・セルあたりでやってほしいです。(鬼) 【Heat枠】
個人的にはフィニッシュムーブが伝説すぎる試合。WWEだからってそれは無いだろ……。しかも試合自体も短すぎます。スコッティの上手さは分かりましたけど。スコッティ・2・ホッティ vs マーク・ジンドラック ちょっとラストがアレすぎてPPV自体の評価もやや低めにせざるをえないです。明確な良試合がビッグショーvsアングルしかないのでBにするには辛いかわりに、他の試合は正直中の下〜中の上の範囲に収まっちゃってるのでDにする要素も見つからないという微妙さ。 (執筆日:2006年12月21日) |
Survivor Series 2004 | 評価:B |
2004年のサバイバーシリーズは、DVDパッケージの表紙やプロモなんかで劇画調のスーパースターのイラストを多用しており、かなり独特のデザインです。 中身?さぁどうでしょうかねー。JBLvsブカTがそこまで酷くなくて、全体としてみたらそこそこ面白かった記憶があるんですが。まぁ一見にしかずということで、早速行ってみましょう。 【クルーザー級王座戦/フェイタル4ウェイマッチ】
オープニングからなかなか見ごたえのある試合でした。WWE的高難度ムーブがぼんぼん飛び出してびっくりさせられましたね。後、ラストのミステリオがキッドマンに仕掛けたヘッドシザーズはなんぼなんでも無茶すぎだと思うんですが、どうしょう?スパイク・ダッドリー vs レイ・ミステリオ vs ビリー・キッドマン vs チャボ・ゲレロ 【IC王座戦】
まずはクリスチャンが新テーマ「Just Close Your
Eyes」と共に入場。今PPVからだそうで、2005年入ってからだと思ってただけにちょっと意外でした。流石にまだ衣装や振る舞いはちょっと野暮ったい感じです。シェルトン・ベンジャミン vs クリスチャン さてこの試合、意外な好勝負になりました。序盤のレスリングの展開は流石にベンジャミンの独壇場として、現在も指摘されている間の取り方の下手さをクリスチャンとトムコが頑張ってカバーしています。クリスチャンはスイング式リバースDDT、ベンジャミンはスプリングボード・リバースブレーンバスターを披露するなど珍しい技も飛び交いつつ、トムコもそこかしこで介入してはやられたりする小悪党っぷりを発揮し、なかなか楽しめました。ラストの切り返し合戦はお見事。 【エディ軍vsカート軍イリミネーションマッチ】
いきない逃走するカリートに笑いつつ、試合開始。エディが長いこと捕まって観客をいらつかせた後はエディ軍のワンサイドゲームでした。エディ・ゲレロ&ロブ・ヴァン・ダム&ビッグショー&ジョン・シナ vs カート・アングル&ルーサー・レインズ&マーク・ジンドラック&カリート アンダーテイカー vs ハイデンライク
まったりデカブツ同士で殴り合い。良くもなく悪くもなく。テイカーのダイビングクローズラインは珍しいかも。それとハイデンライクはフィニッシャー3種全部やってもらったことを感謝すべき。【女子王座戦】
茶番。いちいち試合枠取らなくても……トリッシュ vs リタ 【WWE王座戦】
再びまったりと殴り合い。予想できる事態ではありましたが……。ラストの乱入凶器乱舞はそこそこ面白かったです。OJもGJ。JBL vs ブッカーT 【エボリューション軍vs反エボリューション軍イリミネーションマッチ】
役立たずにもアングルやらなんやらで味付けして食べられるようにしましたという感じ。まぁ具体的にはスニツキーとメイヴェンなのですが。バティスタやセコンドのフレアーもそれなりに仕事しましたし、他のメンバーは言うまでもなく良い仕事してます。そこそこ良試合。HHH&バティスタ&エッジ&ジーン・スニツキー vs ランディ・オートン&クリス・ジェリコ&クリス・ベノワ&メイヴェン 【Smackdown枠/US王座戦】
PPVの後日談。何故かちゃんと抗争の歴史まで全部入ってて試合までが長いです。試合そのものは瞬殺って感じなのですが。カリート vs ジョン・シナ 久しぶりに見ると、初回見た時よりかは面白くなくて意外。普通に良PPVだと思ってたんですけどねー。そこまでもないというか。この頃まではオートンのベビー路線が成功していたことも新たな発見でした。凄い歓声です。 (執筆日:2006年9月22日) |