THE GATE OF DESTINY | |
団体名 | ドラゴンゲート |
日時 | 2007年11月25日 16:00〜 |
場所 | 大阪府立体育会館 第1競技場 |
さぁドラゲ恒例、秋の大阪のビッグマッチが今年もやって参りました。今回の注目はやはりセミとメイン。セミは勝敗はともかくとしても内容が相当期待できますし、メインは米国遠征で揉まれ急成長を続ける鷹木がついにCIMAを越えるのか?という勝負論的に面白いですね。 |
第0試合
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○菅原 忍
シーサーBOY “ハリウッド”ストーカー市川 |
4分36秒
シューティングスタープレス |
大野 勇樹● APEキマタ m.c.KZ. |
まずは前座の試合。時間が短すぎて各人持ち味を出す前に終わった感がありますが、無難に盛り上げました。スト市もコーナートップからプランチャやったりして、おとぼけムーブは出さず。しかしまぁ第0試合からシューティングスタープレスってインフレしすぎだよなぁ。忍自重しろ!(笑) |
第1試合
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○PAC
アンソニー・W・森 スペル・シーサー |
10分05秒
360°シューティングスタープレス |
エル・ジェネリコ● YAMATO B×Bハルク |
かなり微妙な組み合わせのように思ってたのですが、 いきなりハルクのダンス入場から始まり会場を暖めたのはお見事。 森とシーサーのテクニシャンぶり、PACの飛び技等、どれも見応えがありましたね〜。 |
第2試合
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●戸澤 アキラ
新井 健一郎 |
8分22秒
ビーチ・ブレイク→片エビ固め |
エリック・キャノン 堀口 元気○ |
今度は戸澤塾vsマッスル・アウトローズという構図こそあるものの、 試合に関しては難のある戸澤と、 まったく見たことがなく評判も聞いたことのないエリック・キャノンが混じってるので かなり不安でした。実際の試合の方は戸澤がひたすら受けまくる展開で、 試合時間自体も短くて粗を出す暇がなかったという感じ。まぁ堀口と新健もいますしね。 |
第3試合
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●サイバー・コング
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11分28秒
ラストライド→片エビ固め |
マグニチュード岸和田○ |
ドラゲ内では最重量級の2人ということもあり、ドラゲとしては異例なぐらい重圧感溢れるパワーのぶつかり合いの展開になりました。
とはいえ実際のところ岸和田の横綱相撲。最初こそドッスンドッスンいってた筈なのに、途中辺りで急にコーナートップから場外へのムーンサルト、コーナーから場外テーブルへのダイビング・ボディプレス、スタンディング・ムーンサルト等、やたら飛びまくってそれまでの空気をぶち壊しつつ大暴れ。サイバーボムを貰うもあっさり返し、TARUドリラーっぽい技(新技?)から垂直落下ブレーンバスター、最後はラストライドで磐石の勝利と相成りました。 それなりに満足はしましたが、見た目からしてそんなに変わらないのに、いくらキャリアの差が大きいからってここまで一方的なのはどうかなーと思いました。 やっぱある程度コングの技受けてあげるべきだったと思いますわ……。 |
第4試合:オープン・ザ・トライアングルゲート選手権試合
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K-ness.
○ドン・フジイ 望月 成晃 |
14分26秒 ナイス・ジャーマン
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NOSAWA論外 神田 裕之● Gamma |
かなりチグハグな面子でどうなることかと思いましたが、試合時間自体も短く、 場外乱闘やマッスル勢の乱入タイム等もあったのでそれほど相性の悪さが出ることはなかったかと。
勧善懲悪のエンターテイメント性に富んだ試合で、無難に楽しめましたね。 ラスト、フジイがブルーボックスの上に神田をジャーマンで投げんですが、青箱が吹っ飛んだのも含めて見事でした。 あとゲストの論外はドラゲのスタイルに安定した対応ぶりを見せていたのですが、いかんせん陰が薄かったですね。 |
第5試合
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○ドラゴン・キッド
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13分04秒
ウルトラ・ウラカンラナ |
鈴木 健想● |
ドラゴンゲートに電撃登場以来、今一つ馴染めずレスラーにとって一番辛い「観客から無視される」状態の健想。ここに身長差約30cmで飛び技使いのキッドをシングルで当てて、しかも休憩明けと、
ドラゲ首脳部の正気を疑うような対戦カードです。一体どんな惨状を見せられるのかと思っていたのですが……。 すんません、見事に裏切られました。結論を先に言うと前半の試合を全て越えた盛り上がりになりました。特にラストのウルトラウラカンラナで3カウント取った時は凄かったです。WWE的な感じで押していったのが見事に成功しましたね。 健想良いですね。やっぱ日本人でデカいってのはそれだけで強いですよ。しかもビルドアップされきっていて、最初ステロイド打ってんじゃないか?と思ったぐらいです。身長が高いので足周りとか線は細く見えますけど、上半身は間違いなく日本人レスラーでは最高クラスですよ。正直ビビったわ! とはいえ体格だけの木偶の坊レスラーも国籍問わず歴史上たくさんいるだけに、最初はWWEにおけるジャイアント・カリとかあの辺りをイメージしてたんですが、キッドの技ちゃんと受けたってのがビックリ。 場外へのスリングショット式飛びつきフランケンシュタイナーとかウルトラウラカンラナにせよ、 日本のヘビー級選手でちゃんと受けきれる人はほとんどいないんじゃないですか? ここら辺はさすがメキシコで鍛えられただけのことはあります。セールもしっかりやってて好印象でした。ランニングからの低空ドロップキックを正面から食らった時、あの巨体が華麗に空中に飛んで前転してたのはワロタ。 ただ問題は攻めですかね。めちゃくちゃ高い&滞空時間のあるニードロップと、 キッドが軽々と持ち上げられたことにより説得力が増した垂直落下ブレーンバスターは素晴らしかったのですが、 それ以外は今ひとつせせこましいというか小さく、アピールも今一つでしたね。 まさかのWWE登場→退団からメキシコへの転進により、「どうやら日本人キャラのヒールとして成功しているらしい」程度しか日本にほとんど情報が入ってこない中、ここまで成長してたんだなぁと感激しました。 試合スタイルが違うので日本でブレイクするにはまだ時間がかかりそうですが、 このままの調子でやってればそのうち面白いポジションを築きそうですよ。 |
第6試合:オープン・ザ・ツインゲート統一タッグ選手権試合
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○土井 成樹
吉野 正人 |
28分50秒
マスキュラー・ボム→エビ固め |
斎藤 了● 横須賀 享 |
セミには前日、札幌にて鼓太郎&マルビンを破ってGHCジュニアタッグを奪い、ツインゲート・IJタッグを合わせてタッグ三冠となった”土井吉”土井&吉野が登場。吉野に至ってはブレイブゲートも持っているので四冠と、えらいことになってます。 そんな絶対無敵の王者チームに対するのは、 両方ドリームゲート経験者でありタッグチームとしてもトップクラスの”リョウスカ”横須賀&斎藤。 名勝負が保証されたこの組み合わせ、一体どのような試合になるのか非常に楽しみです。 試合の方はまずじっくりとしたグラウンドの展開からスタート。 10分ほどひたすら関節技が続くのですが、ここはちょっと退屈でしたね。まぁグラウンドで魅せられる選手なんて世界中でもそんなにいないんで、 ましてや若くてドラゲに所属するこの4人にそういうのを求めるのも酷かなという気はするんですが。 10分すぎからようやくドラゲスタイルの本領発揮と言わんばかり投げるわ飛ぶわの大乱戦。場外ダイブはもうここまでの試合で散々してるし、この後CIMAがトルニージョやるだろうから無いだろうなーと思ってたら、横須賀が鉄柱越えのトペ・コンヒーロやって吹いた。横須賀自重しろ!(笑) そうそう横須賀と言えば終盤の頭の方で雪崩式デスバレーボムを使っており、あまりのインフレ振りに眩暈を覚えてしまいました。雪崩式エクスプロイダーもよく繋ぎで使うし、基本的に横須賀は好きな選手ですが、こういう所だけは正直好きになれません。 更にリョウスカが合体技・幻壊(ハイジャック・パイルドライバーの要領で横須賀が無限を決める)を決めて会場を更に盛り上げると、 お返しにとばかりに土井が斎了をパワーボムで持ち上げ、吉野がスワンダイブ式スリングブレイド! 見事に会場を驚愕と興奮の坩堝に叩き落しました。多分、一番会場が沸いたんじゃないですかね? その後もありとあらゆるフィニッシュムーブとその雪崩式ver及び合体技が繰り出され、 それらを巡っての切り返しの応酬も見事という他ありません。大満足です! |
第7試合:オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合
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○CIMA
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31分31秒 ホルヘ・コンプリート
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鷹木 信悟● |
新 |