行動/条件
コーナーから飛ぶ
ロープを使ってリング内へ飛ぶ
ロープを使って場外へ飛ぶ
直接場外へダイブ
体全体を使った攻撃 ★ダイビングボディプレス
=スーパーフライ
=ハイフライフロー
=マネーショット
=ビッグバンクラッシュ
=アメージングプレス
=ムササビプレス
=パールハーバースプラッシュ

●ダイビングクロスボディアタック
★マッドスプラッシュ
=アートバープレス
=ドラゴンスプラッシュ
=ロウダウン

●フロッグスプラッシュ
=ファイブスターフロッグスプラッシュ
★スワンダイブ式ボディプレス
★スワンダイブ式クロスボディアタック
★スワンダイブ式ドラゴンスプラッシュ
★プランチャ
★トルニージョ
●三角飛びプランチャ
●宇宙人プランチャ
★エア・サブゥー
=ポエトリー・イン・モーション
(パターン1)
背中を使った攻撃 ●ダイビングセントーン
=爆YAMAスペシャル
★スワンダイブ式セントーン —— ——
頭を使った攻撃 ●ダイビングヘッドバット
=念仏ダイビングヘッドバット
=フライング・ビッグヘッド

●ダイビングロック
=隕石
—— —— ★トペ・スイシーダ
=ドラゴンロケット
肩を使った攻撃 ★ダイビングショルダータックル
=ダイビングスピアー
—— —— ——
腕全体を使った攻撃 ★ダイビングラリアット
=ダイビングクローズライン
—— —— ●アックス・スイシーダ
肘を使った攻撃 ★ダイビングエルボードロップ(アタック) ★スリングショット式エルボードロップ ●エルボー・スイシーダ
●スワンダイブ式エルボードロップ(アタック)
手を使った攻撃 ●ダイビングブレーンチョップ —— —— ——
尻を使った攻撃 ●ダイビングヒップアタック —— —— ——
足全体を使った攻撃 ●ダイビングダイナミックキック
●ダイビングニールキック
●流星キック
★ミサイルキック
=スカッドミサイル
=ROM
≒ジンジャー
≒サスケ・スペシャルX ver10.2セグウェイ
(ものまね禁止)

★ヴァンダミネーター(パターン1)
=トカレフ(パターン1)
=大金剛輪陀羅尼

★ダイビングレッグドロップ
=ダイビングギロチンドロップ

●シシリアンスライス
●fromコーナーtoコーナー
=トカレフ(パターン2)

★三角飛びレッグドロップ
★スワンダイブ式その場ドロップキック
—— ●ノータッチ場外ミサイルキック
膝を使った攻撃 ★ダイビングニードロップ(アタック)
≒ダイビングダブルニードロップ(アタック)
≒羅骭下(らかんか)

●ダイビング延髄ニーアタック
=ディスティニーハンマー
★スリングショット式ニードロップ ——
踏みつけ ★ダイビングフットスタンプ
=ゲットースタンプ

●ブラックジーザススタンプ
●フロムコーナー・トゥ・セイムコーナー
(コピー禁止)
—— —— ——
飛びつき
ウラカンラナ
orフランケンシュタイナー
●飛びつき式ウラカンラナ
=スーパーウラカンラナ
=ゼロシステムラナ
≒飛びつき式フランケンシュタイナー

●アストロシザーズ
●ドラゴンズ・レイ
★ウルトラ・ウラカン・ラナ
=ウエストコースト・ポップ

★三角飛び式
飛びつきフランケンシュタイナー
★スリングショット式
飛びつきフランケンシュタイナー
——
飛びつき式DDT ★ディープインパクト
=ダイビング式飛びつきDDT

●飛びつき式スイングDDT
★スワンダイブ式
飛びつきスイングDDT
—— ——
その他
飛びつき式技
●ダイビングネックブリーカードロップ
●ダイビングローリングネックブリーカードロップ
=シャリマティー
=No.55

★スワンダイブ式延髄斬り
=タイダルウェイブ

★スワンダイブ式回転延髄斬り
●スワンダイブ式シャイニングウィザード
★スワンダイブ式
飛びつきスイングコンプリートショット

★スワンダイブ式カサドーラ
—— ——



ダイビングボディプレス
=スーパーフライ(ジミー・スヌーカ他)=ハイフライフロー(棚橋弘至)
=マネーショット(バル・ビーナス)=ビッグバンクラッシュ(ベイダー)
=アメージングプレス(アメージング・コング)=ムササビプレス(AKIRA)
=パールハーバースプラッシュ(葛西純)




リング内の方向を向いてコーナートップに立ち、飛んで相手を押しつぶす。
 かなりポピュラーな技で使うレスラーも様々。アピールしてみたり凶器併用してみたりと、一口にダイビングボディプレスといえども各自工夫している。そのため名前も非常に多岐に渡る。

ダイビングクロスボディアタック
リング内の方向を向いてコーナートップから飛び、立ってる相手に交差して覆いかぶさるように全身をぶつけていく。そのままフォールすることもある。
 微妙に長いのでクロスボディと呼ばれたりするのが普通。繋ぎ技として使われることがほとんどで、レイ・ミステリオなんかがよく使っている。

マッドスプラッシュ
=アートバープレス(アート・バー)=ドラゴンスプラッシュ(伊藤竜二)=ロウダウン(ディーロウ・ブラウン)

リング内を向いてコーナートップに立ち、屈伸運動を加えながら飛んで、開脚して手を下に振り下げてからボディプレス。
 元祖はアート・バーのアート・バープレス。何故かインディーで人気。伊藤竜二は凶器を併用することもある。またエディ・ゲレロのフロッグスプラッシュは一時期こっちだった。

フロッグスプラッシュ
=ファイブスターフロッグスプラッシュ(ロブ・ヴァン・ダム)
リング内を向いてコーナートップに立ち、屈伸運動を加えながら飛んでボディプレス。
 ダイビングボディプレスに屈伸運動を加えることにより飛距離の増加をもたらし、メリハリがついた。使い手は多く、三沢光晴等を始めとしてヘビー級にもちらほらと使い手が見られる。
 フィニッシュムーブとして使っているという意味ではエディ・ゲレロを挙げたい。元々アート・バーから「アートバープレス」を引き継いで使っていたが、いつの間にやら屈伸運動のみのこちらになっていた。もしかするとエディが変形させたのであろうか。そうなると元祖ということになってくるが……。
 他にもRVDもフィニッシュとして使用。ファイブスターという冠詞が付いているが、形としては普通のフロッグと変わりない。ただし飛距離や高さなどは極上だ。




スワンダイブ式ボディプレス
トップロープに飛び乗り、ロープを踏んだ反動を利用して更に飛んでボディプレスを放つ。
 DDTのHARASHIMAが頻繁に使っているが、スワンダイブ式の技としてはやや地味なため全体的にあまり使われない。

スワンダイブ式クロスボディアタック
相手に背を向けた状態でロープに飛び乗り、ロープを踏んだ反動でさらに飛びつつ、体を横に180度回転させて相手の方へ向き直って体を浴びせていく。
 レイ・ミステリオが時々使っている。

スワンダイブ式ドラゴンスプラッシュ
トップロープに飛び乗り、ロープを踏んだ反動を利用して更に飛んで開脚式のボディプレスを放つ。




プランチャ
リング内からトップロープを押し下げ、場外の相手に向かって飛んで体当たりしていく。
 基本的な定義としては「リング内から助走をつけずに行う場外へのダイビングボディアタック」というのが一番正確かも。この事からスワンダイブ式やコーナーから場外へのダイビングボディアタックも「プランチャ」と呼ばれるなど、バリエーションは多い。
 基本的な技であるため、現代においてはヘビー級のレスラーの方が使う機会は多いかもしれない。

トルニージョ
リング内からトップロープを押し下げ、場外の相手に向かって飛んで体を横方向に回転させながら体当たりしていく。走って直接トップロープを飛び越えたり、スワンダイブ式で放つバリエーションもある。
 いかにも華やかな、ルチャリブレ発祥の技だが意外にも使い手は少ないように思う。過去にはレイ・ミステリオ、今ならオースティン・エリーズや鈴木鼓太郎がよく使っていたりするが、基本的に飛び技の技バリエーションの一つといった地位に留まっている。個人的にはもっと使われてもよいと思うが……。
 また極々稀にサモア・ジョーが使っている。完全にヘビー級ながらちゃんと回転しており、説得力・破壊力は文句なし。





三角飛びプランチャ
場外の相手に近いコーナーに向かって走り、セカンドロープに飛び乗り、さらにそこからジャンプして体を横に反転させて相手の方を向きつつロープを飛び越え、そのまま場外の相手にボディプレスを放っていく。
 プランチャと比べて移動量が多く、かなり派手な技である。リッキー・マルビンの得意技。

宇宙人プランチャ
リング内からロープに向かって走り、飛んで反転して場外に背中を向けた状態でトップロープに飛び乗る。そこからノンストップで場外の相手にボディプレスを放つ。
 TAKAみちのくの技。近年はタイトルマッチでしかしないようだ。ちなみに宇宙人というのは新日本プロレスで開催されたスーパーJカップにてこれを見た長州力が「アイツは宇宙人か?」と呟いたことに由来する。





エア・サブゥー
=ポエトリー・イン・モーション(パターン1)(ジェフ・ハーディ)
場外の相手に対して、リング内から走ってパートナーだったり椅子だったりを踏み台にしてジャンプし、そのまま直接トップロープを飛び越えてボディプレスを敢行する。
 サブゥーとジェフ・ハーディが有名な使い手だが、他のレスラーはこのタイプをほとんど使用しない。




ダイビングセントーン
=爆YAMAスペシャル(金村キンタロー)


リング内の方向を向いてコーナートップに立ち、飛んで足を前に抜いて、背中で相手を押しつぶす。
 シンプルな技ながらも愛好するレスラーは多く、重量級を中心にフィニッシュムーブとして使われることも珍しくない。有名な使い手としてはディック東郷、ヒロ斉藤等がいる。金村キンタローは倒れた相手の上に有刺鉄線ボード等の凶器を乗せてから押しつぶすことも。
 またレイ・ミステリオが使う、立った相手に対して相手の肩の上に勢いよく飛びついてそのまま相手を後ろに押し倒すという変わったパターンもこう呼ばれることがある。




スワンダイブ式セントーン
トップロープに飛び乗り、ロープを踏んだ反動を使ってさらに飛び、リング内の方向を向いてコーナートップに立ち、飛んで足を前に抜いて、背中で相手を押しつぶす。あるいは立った相手に対して相手の肩の上に勢いよく飛びついてそのまま相手を後ろに押し倒す。
 前者の方で使うレスラーはほとんどおらず、後者はレイ・ミステリオがよく使っている。




ダイビングヘッドバット
=念仏ダイビングヘッドバット(新崎人生)=フライング・ビッグヘッド("brtoher"YASSHI)
リング内の方向を向いてコーナートップに立ち、飛んでヘッドバッド。
 コーナーから飛び上がるタイプや、そのまま前向きに落ちていくタイプ、新崎人生のように先にアピールを行うタイプも。ちなみに普通に見てる限りでは全然痛くなさそうだが、人間の頭というのは実はかなり重いので、実際に当たるとかなりダメージが大きい。
 昔から人気のある技で、使い手としてはダイナマイト・キッド、天山広吉、クリス・ベノワ等がいる。

隕石
=ダイビングロック(泉田純至)
リング内の方向を向いてコーナー横のトップロープに立ち、横方向に倒れるような形でヘッドバッドをきめる。
 泉田純至が使う独特なフォームのダイビングヘッドバッド。奇をてらいすぎなような気がするが……




トペ・スイシーダ
=ドラゴンロケット(藤波辰巳)
場外の相手に対して、リング内から走ってトップロープとセカンドロープの間を飛んで頭から突っ込んでいく。トップロープを飛び越えて仕掛けることもある。
 日本では藤波辰巳の「ドラゴンロケット」として取り入れられメジャー化した。今ではクルーザー階級よりヘビー級レスラーの方が使う機会は多く、名前を上げると切りがないほど。トップロープ越えタイプの使い手ではアンダーテイカーや“グラジエーター“マイク・アッサム等がいる。




ダイビングショルダータックル
=ダイビングスピアー(エッジ他)

コーナートップに立ち、立った相手の腰辺りを目掛けてショルダータックルを放つ。
 使い手はいるようでいないような気がする。ラダーからのスピアーを敢行したエッジはそこそこ有名か。




ダイビングラリアット
=ダイビングクローズライン
相手の方を向いてコーナートップに立ち、立っている相手に向かって飛びつつラリアットを放つ。
 よくケインが豪快に決めてますね。 後、シェルトン・ベンジャミンも一時期フィニッシュムーブとして使っていましたが見事なものでした。それから合体技のダブルインパクトとして見る機会も多いでしょうね。




アックス・スイシーダ
場外の相手に対して、リング内から走ってトップロープとセカンドロープの間を飛び、直角に曲げた片腕(アックスボンバーの形)をぶつけていく。
 大森隆男が一時期使っていた。




ダイビングエルボードロップ(アタック)

相手の方を向いてコーナートップに立ち、飛んでエルボーで攻撃する。
 時々繋ぎ技として使われることがある。有名な使い手としてはショーン・マイケルズがおり、ほぼ毎試合、綺麗で独特なフォームのダイビングエルボードロップを大技として使っている。日本だとアパッチのGENTAROがマイケルズのファンということもあり、同じく毎試合使っている。
 立った相手に行うアタックの方は三沢や秋山等が昔たまーに使っていた。




スリングショット式エルボードロップ
ロープの近くにダウンしている相手に対し、ロープを両手で持って飛び越えつつ肘を落としていく。
 最近はあまり見せないがかつては丸藤正道がよく使っていた。またTNAではクリストファー・ダニエルズが場外マットに倒れている相手に放ったこともある。




スワンダイブ式エルボードロップ(アタック)
エプロンにてロープを両手で掴みトップロープに飛び乗り、そこからロープを踏んだ反動で更に飛んで肘を落としていく。
 TNAのAJスタイルズがエルボーアタックの方をよく使っている。




エルボー・スイシーダ
場外の相手に対して、リング内から走ってトップロープとセカンドロープの間を飛び、エルボーをぶつけていく。
 三沢光晴の代名詞とも言うべき技。怪我や年齢により運動能力が衰えた今でさえ決めてみせるのだから大したもの。




ダイビングブレーンチョップ
相手の方を向いてコーナートップに立ち、立っている相手に向かって飛びつつチョップを放つ。
 リッキー・スティームボートやグレートムタの技。




ダイビングヒップアタック
コーナートップに立ち、相手の方へ向いて飛んでケツを叩きつける。
 ヒップアタックと言えば越中詩郎ですね。




ダイビングダイナミックキック
相手の方を向いてコーナートップに立ち、立っている相手に向かって飛んで、開脚しつつハイキックを決める。
 田上明のダイナミックキックバリエーションの一つ。

ダイビングニールキック
相手の方を向いてコーナートップに立ち、立っている相手に向けて飛んで、ニールキックを放つ。
 金本浩二が使うほか、モハメド・ヨネ&森嶋猛のタッグにおいてダブルインパクト式のダイビングニールキックをよく使っている。

流星キック
相手の方を向いてコーナートップに立ち、立っている相手に向けて飛んで、延髄斬りを放つ。
 かつて01にいた星川尚浩の持ち技。

ミサイルキック
=スカッドミサイル(森嶋猛)=ROM(マグナムTOKYO)
≒ジンジャー(ザ・グレート・サスケ)
≒サスケ・スペシャルX ver10.2セグウェイ(ものまね禁止)(ザ・グレート・サスケ)


相手の方を向きながらコーナートップに立ち、勢い良く飛んでドロップキックを放つ。
 ポピュラーの飛び技の一つ。ちなみにジンジャーは4点ポジションの相手の顔面へのミサイルキック、サスケ・スペシャルX〜はダウンしている相手の顔面へのミサイルキックとなる。また武藤敬司等は低空ミサイルキックという形で膝を狙うこともある。

ヴァンダミネーター(パターン1)
=トカレフ(パターン1/CIMA)=大金剛輪陀羅尼(新崎人生)
相手の方を向きながらコーナートップに立ち、反対側コーナーにダウンさせた相手へ向かって長距離ミサイルキックを放つ。
 元祖はロブ・ヴァン・ダム。椅子越しの蹴りであるヴァンダミネーターのパターンの一つとして開発され、なんと椅子を持ったまま長距離ミサイルキックを放つという高難度技だった。その後、シェイン・マクマホンも使い出し、場外へのダイビングエルボードロップと共に名物ムーブと化す。
 日本では2000年代に入り(もっと前からかも)、CIMAが使い出したことから始まり、丸藤も使い出したことからジュニアの魅せ技の一つとして君臨する。
 ちなみにこの項目に丸藤の「Fromコーナーtoコーナー」が載っていないのは、スワンダイブ式のしか見たことが無いため。トカレフもコーナーからのと、スワンダイブ式両方あるため「パターン1」とさせていただいた。なおこの辺りの時系列やスワンダイブ式の開発者がよく分からないため情報求む。

ダイビングレッグドロップ
=ダイビングギロチンドロップ
リング内の方向を向いてコーナートップに立ち、そこから飛んで倒れている相手へレッグドロップ。
 ブルーザー・ブロディ、モハメド・ヨネ、サブゥー、スコーピオ、ブル中野、ハーディボーイズの2人……使い手はかなり多いが、繋ぎとしての使用がほとんど。

シシリアンスライス
リング内の方向を向いてコーナートップに立ち、コーナーから飛んで屈んでいる相手の頭の上めがけてレッグドロップを放ち、相手の顔をリングへと叩きつける。
 WWEに所属するヌンジオ(リトル・グイドー)のフィニッシュムーブ。立っている相手への飛びつき式フェイマサーといった感じの技。最近はジョン・シナも名前こそダイビング・レッグドロップではあるが同形を使っている。




fromコーナーtoコーナー
=トカレフ(パターン2/CIMA)
反対側コーナーにダウンさせた相手へ向かって、スワンダイブ式で長距離ミサイルキックを放つ。
 元祖はロブ・ヴァン・ダム。椅子越しの蹴りであるヴァンダミネーターのパターンの一つとして開発され、なんと椅子を持ったまま長距離ミサイルキックを放つという高難度技だった。その後、シェイン・マクマホンも使い出し、場外へのダイビングエルボードロップと共に名物ムーブと化す。
 日本では2000年代に入り(もっと前からかも)、CIMAが使い出したことから始まり、丸藤も使い出したことからジュニアの魅せ技の一つとして君臨する。この2人はコーナーに上らず直接スワンダイブで飛ぶことが多い。

三角飛びレッグドロップ
相手がダウンしている状況で、コーナーに走り寄って左右のロープを飛び移って撹乱した後、相手の方向に飛んでレッグドロップを放つ。

スワンダイブ式その場ドロップキック
エプロンにいる相手に対し、目の前のトップロープに飛び乗り、ロープを踏んだ反動でその場ジャンプして落下する最中にドロップキックを放つ。
 非常に奇襲の意味合いが強く人を食ったような技だが、ドロップキックを放った後にトップロープに足が引っ掛かる可能性もあり、中々難しそうではある。丸藤正道が一時期使っていた。




ノータッチ場外ミサイルキック
リング内から走って、走り高跳びの要領でトップロープを飛び越え、場外の相手にドロップキックを放つ。
 2006年1月早々から年間ベストバウトとの声も名高い丸藤正道vsKENTA戦で、中盤に丸藤が繰り出した技。今までの場外ダイブ技にない変わった軌道を描き、非常に斬新かつ独創性が高いムーブで、今試合の最も代表的なシーンとして観客の記憶に刻まれた。




ダイビングニードロップ(アタック)
=キングコングニードロップ(ブルーザー・ブロディ&真壁刀義)
≒ダイビングダブルニードロップ
≒羅骭下(らかんか/中邑真輔)

リング内の方向を向いてコーナートップに立ち、倒れている相手に向かって飛んで膝を落とす。羅骭下は顔面を狙った片膝式ダイビングニードロップ。
 片膝でやるタイプと両膝でやるタイプがある。昔はアントニオ猪木や藤波辰巳、ブルーザー・ブロディ等が使用しており、フィニッシュムーブとして使われていたのだが、近年は繋ぎ技で使われるに留まっていた。しかし最近では真壁刀義がフィニッシュムーブに使い続けることにより復権に成功しつつある。
 また両膝を落とすタイプはDDTのKUDOがフィニッシュムーブとして使い続けている。

ダイビング延髄ニーアタック
=ディスティニーハンマー(井上貴子)
相手の方を向いてコーナートップに立ち、立っている相手の延髄を狙って、飛んで片膝を叩き込む。




スリングショット式ニードロップ

エプロンからトップロープに飛び乗り、更にロープを踏んだ反動で更に飛んだ上で膝を落としていく。
 金丸義信がたまに場外に向かって放つことがある。




ダイビングフットスタンプ
=ゲットースタンプ(ロウキー)
リング内の方向を向いてコーナートップに立ち、飛んでフットスタンプ。
 えげつない技ではあるが使い手は結構いるという不思議な技。日本では佐野巧真が使い手として挙げられる他、セカンドロープからの飛ぶ物を繋ぎとする選手もいる。
 海外での一番の使い手はやはりロウキーか。彼は自分と同一コーナーに逆さづりにして、相手が逆さづり状態を外そうと上半身を起こした所を踏みつけるというえげつないパターンをも使う。

ブラックジーザススタンプ
リング内の方向を向いてコーナートップに立ち、飛んで開脚して手を下に振った後、フットスタンプ。要はフロッグスプラッシュのフットスタンプ版。
 海外インディーで活動するセイビアン(Sabian)の技。地味で威力は強烈なために批判を食らうことの多かったフットスタンプに、華を添えた所がポイント高し。

フロム・コーナー・トゥ・セイム・コーナー(コピー禁止)
相手をコーナートップに据え付け、同じコーナーから飛んで相手の背中を踏んづける。
 CIMAは上記のコーナー間ミサイルキックを開発したという自負があるらしく、丸藤に対してパクられたという被害感情を持っている。(当時はドラゲとノアの交流もなく、反応が返ってくる可能性が薄いためギミックではない可能性高し)そこで登場した。
 原型(fromコーナーtoコーナーやトカレフ)はミサイルキックですが、もはやこれは踏みつけの範疇に入るんでこちらに入れました。




飛びつき式ウラカンラナ
=スーパーウラカンラナ=ゼロシステムラナ(鈴木鼓太郎)
≒飛びつき式フランケンシュタイナー
相手の方を向いてコーナートップに立ち、立った相手へ正面から飛びついてウラカンラナを決める。
 レイ・ミステリオ等、ルチャドーラが大技扱いでよく使う。

アストロシザーズ
相手の方を向いてコーナートップに立ち、背中を見せている相手の両肩の上に正座するように飛び付き、そこから足で相手の首を挟みつつ前方回転して投げる。高角度前方回転エビ固め(=正式ウラカンラナ)の投げるバージョン。なお相手の背後から走りこんで直接飛びつくバリエーションもある。
 リスマルクが考案し、スペル・アストロが開発したというルチャ起源の技。日本ではわりとマイナーで金丸義信が使うに留まる。

ドラゴンズ・レイ
相手に向かって走って飛び越えて、相手の背後にあるセカンドコーナーに飛び乗る。相手に背を向けたまま後方ジャンプして、背を向けたままの敵の両肩に飛び乗る(この時点でウラカンラナの体勢)。そこからウラカンラナで丸め込む。
 ドラゴンキッドが一時期フィニッシュムーブとして使っていた。ミステリオもトップロープに飛び乗る形でやっていたが、なんぼなんでも後方ジャンプしたら相手がいるってのは無理があるような気がして仕方がない。




ウルトラ・ウラカンラナ
=ウエスト・コースト・ポップ(レイ・ミステリオ)
ロープに飛び乗り、踏んだ反動を利用して勢いで更に飛んで、相手の首元に飛びついて直接ウラカンラナで丸めこむ。
 日本だとドラゴン・キッド、アメリカではレイ・ミステリオが有名な使い手。その他にも多数の飛び技使いがレパートリーの中に取り入れている。

三角飛び式飛びつきフランケンシュタイナー
相手が後方にいる状況でコーナーに走り寄り、左右のロープを飛び移って撹乱した後、相手に飛びついてフランケンシュタイナーを決める。
 かなり状況が限定されるムーブなため、見る機会もほとんどない。




スリングショット式飛びつきフランケンシュタイナー
リング内からトップロープを押し下げ、場外の相手に向かって飛んで相手の肩に飛びつき、そのままフランケンシュタイナーをきめる。
 ピーティー・ウィリアムズの定番ムーブの一つ。場外ダイブ+フランケンシュタイナーの縦の動きのため、かなりの落差があるように感じられる。




ディープインパクト
=ダイビング飛びつきDDT

相手の方を向いてコーナートップから飛んで接近し、空中にいる内に相手の首を掴んでそのままDDTで叩きつける。
 金丸義信の持ち技。性質上、雪崩式は存在しないはずだが、自分はリング内向き・相手はリング外向きの状態での雪崩式DDTが雪崩式ディープインパクトと呼ばれている。

飛びつき式スイングDDT
コーナートップから相手に向かって飛んで接近し、空中にいる内に相手の首を掴んでそのままスイングDDTで叩きつける。
 TNAのホミサイドが一時期よく使っていた。ただ全体的にマイナーなことは否めない。



スワンダイブ式飛びつきスイングDDT
ロープに飛びあがり、踏んだ反動を利用して更に飛んで相手へと接近する。空中にいる内に相手の首を掴んでそのままスイングDDTでマットへ叩きつける。
 ROH等に上がっているロッキー・ロメロがよく見せている。




ダイビングネックブリーカードロップ
相手の方を向いてコーナートップから飛んで、立っている相手の胸元に腕を引っ掛けるようにして(相手にとっての)後ろに引きずり倒す。
 三沢光晴がジャイアント馬場からフォールを奪った技。ランニングネックブリーカーに比べて最近はあまり使われず、割とクラシックな印象がある。

ダイビングローリングネックブリーカードロップ
=シャリマティー(本間朋晃)=No.55(トム・ハワード)
相手の方を向いてコーナートップから飛んで、前方回転しつつ立っている相手の頭を掴んで(相手にとって)後ろに引きずり倒す。
 使い手はポツポツといるものの基本的にはマイナーな技ではある。




スワンダイブ式延髄斬り
=タイダルウェイブ(ロウキー)
ロープに飛び乗り、ロープを踏んだ反動で更に飛んで、立った相手に直接延髄斬りを決める。
 ロウキーがタイダルウェイブという名前でよく使っている。

スワンダイブ式回転延髄斬り
ロープに飛び乗り、ロープを踏んだ反動で更に飛んで横に360度回転しつつ、立った相手に直接延髄斬りを決める。

スワンダイブ式シャイニングウィザード
リング内からセカンドロープに飛び乗り、さらにそこから飛んで横方向180度回転。相手に向き直り、膝へと飛び移ってそのまま蹴りを放つ。
 リッキー・マルビンの持ちムーブ。スワンダイブで飛びつくため通常版より説得力は落ちるが、華麗さは上昇する。

スワンダイブ式飛びつきスイングコンプリートショット
リング内からセカンドロープに飛び乗り、さらにそこから飛んで横方向180度回転。相手に向き直りながら直接相手の上半身に飛びつき、旋回しつつコンプリートショット(相手の向きが前後逆な河津掛け)でマットに叩きつける。

スワンダイブ式カサドーラ
リング内からセカンドロープに飛び乗り、さらにそこから飛んで横方向180度回転。相手に向き直り、直接相手の胴体に自分の両足を挟むように飛びついてカサドーラの要領で丸めこむ。





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