Into The Fight 2005 | 評価:C |
2005年1月30日、後楽園ホールで行われたDDTの興行です。特に飯伏vsTAKAとMIKAMIvsディック東郷はメチャクチャ楽しみです!後、
DVDパッケの裏に書いてある試合順と実際の試合順が全然違うので注意。なぁにがやりた(ry 柿本 大地 vs 守部 宣孝
第1試合としてはかなり良い感じの試合。着実に攻めを積み重ねていく守部のスタイルはやっぱ好きですわ。柿本も終盤はちょっと大技に頼りがちでしたが基本的には合わせてましたし、そこそこ噛み合ってました。HERO!&KUDO vs 泉州 力&健心
それなりな試合になるかと思っていたのですが、かなりしょっぱい試合でした。HERO!もKUDOも技の精度が低すぎるし、全員が変な間の空け方したり変な移動したりする場面が多発して見てられません……。【ゴールデン☆スター7番勝負 第3戦】
第3戦はTAKAみちのく!結構期待してたんですが、この時期の飯伏ってあくまでもルーキーなんでこれまでのvs伊東竜二
、vs村浜武洋(なんと懐かしい名前!)は10分以下で決着しちゃってるんですよね。結果から言うと今試合もまた例外ではありませんでした。飯伏 幸太 vs TAKAみちのく 肝心の内容ですが、まぁカードから予想できる通りTAKAのテクニシャンぶりに飯伏が飛び技で対抗といった構図でした。正直短すぎて物足りないというか、それ以上に語る部分が特に無かったですね。 【ハードコアマッチ】
そこそこ期待してたんですけど見事に外してくれましたorz 特に橋本とYOSHIYAが酷過ぎ。高木も伊藤もそこまで褒められたもんじゃないですが、技の精度も低いし、間の取り方無茶苦茶だし、大味すぎ。高木 三四郎&伊東 竜二 vs 橋本 友彦&YOSHIYA 【KO-Dタッグ選手権試合/リアルジャングルファイトラダーマッチ】
なんというカオス……。この試合を一生忘れることはないと思います……。諸橋 晴也&タノムサク鳥羽 vs 一宮 章一&やっちゃん 【3本勝負】
キックボクサー新田明臣を加えた蛇光教団と、DDT本体の「地味な中堅レスラー」(自称)が激突ということで、どっちかというと試合前のスキットとかプロモの方が面白かった。(笑)
特にディーノがオネェ言葉使ってなかったのはビックリ。ポイズン澤田JULIE&新田 明臣&ジャイアント&猪熊戦闘員&「戦闘員」子 vs ゴージャス松野&男色ディーノ&マッスル坂井&三和 太&マサ高梨 試合の方はなんとも普通としか言いようがない試合。それなりにプロレス出来る奴はいっぱいスポット貰って、できない奴はそんなにスポット貰えないという非常に分かりやすい構造でした。 【KO-D無差別級選手権試合】
過激で素晴らしいハードコアファイトが期待できるカードだったのですが……。先に結論から言ってしまうとMIKAMIの悪い所が出てしまった試合でした。正直言ってかなり残念。MIKAMI vs ディック東郷 序盤のグラウンドは良かったんですよ。MIKAMI身体能力にモノいわせたムーブvs東郷のテクニシャンぶりを知らしめるムーブといった塩梅でかなり面白かったんです。しかしその直後場外ダイブを狙ってコーナーに上ってるMIKAMIの顔面に、東郷の投げた椅子が直撃してしまい流れが急変。MIKAMIがガチでグロッキーなのかセールもロクに取れず、東郷にボコボコにされました。 しかも癪に障ることに自分の攻撃だけはちゃんと動くんですよ。それならちゃんと東郷の攻撃を受けてセールせぇよ!っていうのが自分の感想です。MIKAMIって基本的に攻撃でしか魅せられない上に打たれ弱いという弱点があるのですが、それが露呈ちゃいましたね。また大技を巡って切り返し合いとかすればまだ誤魔化せただろうに、関節技も飛び技も投げ技も全てが単発で目も当てられませんでした。もはや東郷もお手上げって感じですよ。 正直これだけのカード組めばかなり良い興行になるだろうと思ってたんですが、なんともはや。全てが悪い方悪い方に行ってしまった感じです。現地観戦された方のblogで「この日はいつもと客層が違ったような感じがする」という趣旨の文章を見かけたんですが、これには自分も同意します。単にパンピーだらけって訳でもないみたいなんですが、とにかく変な野次多すぎて見てるこっちまで調子が狂ってきますよ。いやぁ……残念無念。 (執筆日:2008年3月14日) |
Don't try this at home 2005 | 評価:C |
2005年2月25日に行われた後楽園ホールでの興行をまとめたDVDです。注目のカードはやはり飯伏vs日高と、後はKO-D無差別級王座戦ですね。 ジャイアント vs マサ高梨
オープニングマッチはあまりに体格差のある若手同士の一戦。流石に高梨がジャイアントに技を受けてもらってる感が強く、あまりノれませんでした。しかしお互いのフィニッシュムーブを2カウントで返し合う等、本人達としては熱戦のつもりだったようで、客席との間に溝があるのが見えてしまって少し辛かったですね。【ゴールデン☆スター7番勝負 第4戦】
7番勝負も折り返しを過ぎた第4戦の相手はZERO1-MAX所属の日高郁人。基本的にオールラウンダーな上に蹴りや飛び技もできる試合巧者を相手に飯伏はどう立ち向かうのでしょうか。飯伏 幸太 vs 日高 郁人 予想外にも試合はグラウンド重視でスタート。気の入った手の取りあいを繰り広げると双方得意とする蹴り合いへと移行するのですが、今ひとつ間合いが掴めなかったか双方ともクリーンヒットせず微妙な空気に。中盤から後半にかけて関節技で押された飯伏がロンダートからのスタンディング・フェニックススプラッシュ→フェニックススプラッシュ(避けられる)→エプロンからのシューティングスタープレス→ムーンサルトプレスと飛び技を連発して盛り返すも、最後はあっさり決着してしまいました。 どう考えても試合時間短すぎで、正式な試合というよりエキシビジョンの匂いのする試合ですね。また再戦してほしいなぁ。微妙に相性悪そうな気もしましたけど……。 【アイアンマンヘビーメタル級選手権試合/バトルロイヤル】
まずは試合前の気合の入った煽りV(煽りというよりもはや一つのコンテンツ化してる気もしますが)で一笑い。そしてリングにやってきて以前の面影など全く残ってないやっちゃんに大爆笑。そしてそこまで引っ張っておいてのスカしたオチでやられたと膝を打つ……それだけの試合といった感じですね。一応泉州vs健心とか他の見せ場もあるんですが、あまりにも空気すぎました。やっちゃん vs ゴージャス松野 vs 泉州 力 vs 健心 vs 三和 太 HERO!&KUDO vs 伊東 竜二&柿本 大地
なんとも寄せ集め感のある対戦カードですが、選手の質は悪く無いのでぼちぼち普通の試合に仕上がっています。しかしいくらこの面子とはいえ、ほとんど関節技が出なかったのが気になりました。【CMLL認定KO-Dタッグ選手権】
王者モロトバにFECの橋本&守部が挑むという構図。今一つ華の無い面子であまり盛り上がらないかなと思いきや、中盤からラストにかけて両チームの意地が出てきて中々の熱戦になりました。諸橋 晴也&タノムサク鳥羽 vs 橋本 友彦&守部 宣孝 ポイズン澤田JULIE&新田 明臣&猪熊戦闘員
煽りビデオが相変わらず面白いなぁ。WWEでカートとかJBLがやってた麻酔銃ネタパクッたのはかなり吹きましたが。vs 男色ディーノ&マッスル坂井&ヨシヒコ さて試合はもう何というか猪熊vsヨシヒコに尽きるといった感じでして、もう序盤のグラウンド合戦でやられちゃいましたよ。(笑)その後もヨシヒコがバルコニーダイブしたりとやりたい放題ですし、猪熊のプロレス能力の高さも見られて非常に面白かったです。ただ解説がコーナーからの飛びつきウラカンラナをずっとドラゴンラナと間違えてたのは×。 後、試合後の猪熊の蛇界追放→マッスルっぽいモノクロ&字幕演出へと移行したのもかなり面白かったですね。最後ちょっといい話風に「fin」で締めたのは笑いましたよ。 【KO-D無差別級選手権】
FECを率いるディック東郷が前王者MIKAMIを破りベルトを奪取。百戦錬磨の王者を相手に、挑戦者決定トーナメントを勝ち抜いた高木三四郎が挑みます。ところで煽りビデオの中でこれまでの経緯が紹介されたのですが、ことごとく「
2002年」になってたのは流石にずっこけた。3年前かよ!ディック東郷 vs 高木三四郎 試合は気合の入りまくった三四郎が勢いと大技で攻めまくるのを、ディック東郷がいなすといった展開に。三四郎のシングルというと大味な試合という先入観があったのですが、東郷さんが上手く調整してなかなかの好試合に仕上げてくれています。しかしほんと上手いなぁ。ラストのクリップラー・クロスフェイス絡みの攻防とか非常に見応えがありましたね。 ただ惜しむべきは試合時間がやや短く、全体的に今後の抗争のプロローグとしての色が強かったことでしょうか。何かトーナメントまでやって、いかにも最終決戦的な前フリ(よく考えたら初防衛戦なんで最終決戦な訳ないんですが)でこれというのはスカされた感じがしました。 大当たりも無いわりに大外れもないといった感じで、まさしく普通という評価が似合う興行でした。 (執筆日:2009年2月18日) |
Judgement 9 | 評価:E |
2005年3月27日に新宿クラブハイツという珍しい場所で行われた興行です。 今でいう新宿FACEのような小さな箱なので団体も手を抜いたかカードがひど過ぎる上、
これが9周年記念大会というのだからたまりません。 ちなみにDVDでは最初の注意書きで「電波障害等が発生する」云々と出てきて吹きました。 これについては該当の試合にて。 マサ高梨 vs チェリー
ダークマッチ扱いということであっさりとした試合。チェリーがイマイチすぎて劣勢でも応援し辛いです。 HERO!&三和 太 vs KUDO&柿本 大地
まず太が金髪でかなり吹いた。無いわ〜〜。さて試合の方はHERO!対KUDOという構図を軸とした展開で、正式なオープニングマッチとしては中々良い感じ。 ムーブ的にはKUDOの水面蹴りや、HERO!のハイキックとリバースフランケンシュタイナーがまず印象に残りました。 特に後者はてっきりHARASHIMAになってから使いだしたと思ってたのでビックリですよ。 それとぶーちゃんローラー絡みでは笑わせてもらいましたが、太も真面目に頑張ってて良かったです。 【アイアンマンヘビーメタル級選手権】
まさかの藤原登場にびっくり。試合は健心が終始優勢で進みましたが、 泉州はラリアット乱発まで真似しなくてもいいと思いました。泉州 力 vs 健心 新田 明臣&ジャイアント&猪俣 潤
ひどすぎる面子な上に、何故かカンフー着(しかも背中に大きく「愛」の一文字が書いてある)の松野さんに突っ込みを入れざるをえません。vs 男色ディーノ&マッスル坂井&ゴージャス松野 試合序盤から松野さんがやたら優勢という演出で、新田にボコられるんだろうなーと思ってたらその通りで吹きました。 しかもそれ以外は新田はほとんど出番なし。入場時に遅刻してきたように演出されてましたけど、 この試合を見る限りガチ遅刻で打ち合わせできなかったのかしらん?と思ってしまいますね。 松野と新田はさておくとして、この試合は猪俣のデビュー戦ということもあってかディーノ流の手荒い新人歓迎が行われました。普通に男色ムーブするだけで十分新人殺しだとは思いますが(笑)、いつもと違って垂直落下式ブレーンバスターまで出すなど、徹底的にいたぶっていたのが印象的でした。 とはいえ悲しいかな、このメンツで試合時間15分オーバーは苦痛以外の何物でもありません。 高木 三四郎 vs ポイズン澤田JULIE
KO-D無差別級王座の次期挑戦者決定戦という位置づけのこの試合。まずPSJのムーブが今と違っていて関節技や絞め技中心なのが目につきました。試合序盤から場外戦をするのですが、会場が会場だけに暗すぎて映像では選手が何をやってるかさっぱり分かりません。
リングに戻ってからも三四郎とPSJはまったりと激しくやりあうのですが、レフェリーへの呪文は面白かったですねー。
しかし三四郎、マッケンローといい最後の畳みかけといいちょっとしょぼいです。PSJの受けが悪いのかな〜?試合総評としてはある意味予想通りのイマイチな試合と言わざるをえません。 【KO-D無差別級選手権】
K0-D無差別級王座にまさかの猪熊が挑戦。「俺の時代」はやってくるのか?と煽るのはいいのですが、 いくら小会場とはいえ流石にこのカードはないだろ……。試合までの流れからして謎すぎる。
さて入場時から猪熊がガンダムの格好(ガンダムの登場人物じゃなくてガンダムそのもの)してて、 更にボクシングの亀田のように猪熊の後からセコンドが数珠つなぎになって出てくるという、
あまりにもカオスな光景が展開されました。これには笑うしかありません。ディック東郷 vs 猪熊 裕介 試合の方は東郷が上手いこと引っ張った感じですね。セコンドがヨシヒコだったり、 猪熊は窮地に陥ったと思いきやいきなり電波障害ということでカットされたのには吹きました。 ちなみに観戦レポによると、試合中にいきなりロッキーのテーマを流れ出して猪熊大復活という演出があったようです。やっぱり版権曲絡みか! 復活後は相変わらずやや押され気味ながらも何とか踏ん張るのですが、ヨシヒコが猪熊に飛びつきウラカンラナを決めてしまうという大誤爆。 このウラカンラナがめちゃくちゃ綺麗に決まってビックリしました。猪熊の受け凄いですね。まぁ実際は驚く前にシュールすぎて笑ったんですけど。 結局試合の方は東郷の横綱相撲から逃れられずあっさり締め。試合時間短いし、これだけネタ盛り込んだら別に猪熊じゃなくて新人でも成立しそうな気がした試合でした。 【KO-Dタッグ選手権】
橋本&守部にタッグ王座を奪われた諸橋&鳥羽。更に諸橋は弟を暴行されてリベンジに燃えているが、果たして奪回なるか?というシチュエーションです。 煽りビデオがわりと力入ってますねー。橋本 友彦&守部 宣孝 vs 諸橋 晴也&タノムサク鳥羽 試合の方はボチボチで可も無く不可も無くといったところ。今こそ下手にタニマチがついちゃってグダグダ活動してますが、やっぱ橋本の体格は魅力的ですよ。 正直、かなりクオリティの低い興行で金払って見に行った人が可哀相に思えます。DVDでも見る必要を感じません。 (執筆日:2008年11月9日) |
Audience 2005 | 評価:B |
2005年6月29日に後楽園ホールで行われた興行のDVDですね。イロモノカードが多すぎて柿本飯伏vsキューバ軍団ぐらいしか鉄板が無いのが怖すぎますが、とりあえず見てみましょう。 橋本 友彦 vs Toshi
何故か新藤リングアナ実況、藤岡メガネが解説で噴いた。Toshiって見慣れない名前だったので誰かなと思いきやホストとのこと。現在のDDTでいう美月凛音みたいなポジションですかね。試合の方はToshiが最初から飛び技中心に攻めていましたがすぐに体力切れてグダグダになってしまってしまう始末で、あっさりと橋本に〆られてしまいました。これじゃ駄目だ。 【アイアンマンヘビーメタル級選手権試合/バトルロイヤル】
この試合は何故か高木夫人が解説。一体なぁにが(ryブラディー vs 宮崎 有妃 vs 植松 寿絵 vs 斉藤 啓子 vs MARU vs 桜花 由美 vs チェリー vs ゴージャス松野 アイアンマンヘビーメタル王座ということでお笑い要素はもちろんのこと、女子特有の華やかさもありダラダラと見る分には良かったです。定番の首4の字数珠繋ぎネタで笑ったのはいつぶりだろう……。アイアンマンヘビーメタル王座はDDTに必要なものだと痛感させられた試合でした。 ただ冷静な目で見ると、出てくる技が投げ技と飛び技ばっかりっていうのは今の女子プロレスの問題を体現しているような気がしてなりません。 柿本 大地&飯伏 幸太
さぁさぁやってまいりました鉄板カード。試合前スキットも面白かったので是非とも良い試合にして頂きたいところです。vs レイ・クバーノ&ハバナ・ゲレーロwithアントーニオ本多 いやはやキューバ軍団を初めて見たんですが上手いですねぇ。クバーノは東郷だって知ってたんですが、ゲレーロの方は誰なんでしょうか。未だに分かりません。まぁともかく、対抗するも柿本も飯伏も身体能力をフルに生かしてフレッシュな闘いぶりを披露し、期待通りの良い試合に仕上がっています。 【デスファイト】
ポイズン澤田が昔行ったマムシデスマッチを主軸に据えた試合なんですが、よりによって面子が酷すぎます。一体どうなることやら。男色ディーノ&猪熊 裕介&マッスル坂井&石川 修司 vs ポイズン澤田&新田 明臣&浪口 修&猪俣 潤 過去に戻ったというアングルのポイズン澤田がコーナーからのトペ・コンヒーロを決めて客席を盛り上げるも一場面もありましたが、基本的にはぬるい試合です。ネタありきすぎる……。そして試合後の展開も長すぎる……。 【KO-Dタッグ選手権試合】
王者のモロ鳥羽タッグにまさかの一宮&太が挑戦。どんなしょっぱい試合になるのか想像もつきません!諸橋 晴也&タノムサク鳥羽 vs 一宮 章一&三和 太 ……という前フリをしたものの、思ったよりかはマシでした。とはいえ一宮と太の普段の闘いぶりを知っていることが前提なので、客観的に見るとしょっぱい試合以外の何物でもありません。ただ一宮&太ばかりが悪い訳ではなく、諸橋&鳥羽も相当微妙でしたね。 【NoDQマッチ】
MIKAMIとHEROはいいとして大鷲&高木のタッグから しょっぱい香りが漂ってくるのは気のせいでしょうか? MIKAMIの入場時におばさんが必死になって声かけてて笑いつつ試合開始です。MIKAMI&HERO! vs 大鷲 透&高木 省吾 肝心の試合の方は、大鷲のダイナミックな動きとHERO&MIKAMIの飛び技祭りが非常に印象に残る内容でした。ややDDT組の当たりが浅いのが気になりますが、なかなか楽しめる内容かと。 特にHERO!のマスク付け替えにはかなり笑いました。 【KO-D無差別級選手権試合】
何だかいかにも相性の悪そうな2人ですが、一体どのような試合になるのでしょうか?高木 三四郎 vs KUDO KUDOはいつもどおりキックで攻めるのに対し、三四郎は足攻めを繰り出す構図で試合はスタート。 三四郎は意外と足攻め上手いですね。雪崩式ドラゴンスクリューまで出したのは驚きました。KUDOもトペ・コンヒーロやダイビングダブルニードロップto場外テーブル等の派手な飛び技に加え、 後ろ回しハイキック等の強烈な足技も顕在。 更には隠し玉の開脚式のアックスギロチンドライバーまで披露し、かなり追い込んでいきます。 後半は特にハードヒットかつ大技祭りな傾向が強かったのですが、切り返しのタイミングも良く、変に間が開きすぎることもなかったので、予想以上に面白かったです。意外な好試合といったところでしょうか。 ただKUDOがバズソーキック打ちすぎだったのが気になったのと、 KUDOのダイビングダブルニードロップを三四郎が膝で迎撃するという場面には流石にそれは無いだろと笑ってしまいました。でもトータルで見たらかなり楽しめましたよ。 しょっぱいと思われたカードが何とか踏ん張り、メインもなかなか面白かったので悪くない興行だったと思います。良くも悪くもDDTの平均値に収まってますね。 (執筆日:2009年1月14日) |
Summer Vacation 2005 | 評価:C |
7月の後楽園ホールはあまりにもカードが弱すぎますね。期待できるのは飯伏池田とメイン、それに強いて言うなら正規軍vsディザスターボックスの6人タッグぐらいでしょうか。オープニングのビデオ中に三四郎&ディーノ&柿本の坊主予想図が出て来たのはかなり笑わせてもらいましたが、試合は不安ですね。 新田 明臣&猪熊 裕介 vs 三和 太&石川 修司
さて毎回のように火傷ネタやらされてる石川が気の毒になりつつ試合開始。良くも悪くも想像通りの内容でしたが、まさかオープニングマッチから20分近くやるとは……。このカードで20分も見せられるのは流石に勘弁してほしいですね。【飯伏幸太ゴールデン☆スター7番勝負 第5戦】
飯伏の7番勝負も第5戦目。バチバチの大ちゃんということで打撃戦に期待したいところです。飯伏 幸太 vs 池田 大輔 試合は池田が関節技、飯伏が蹴りという構図で展開されました。凝ったところのないシンプルな内容なだけにお互いの気合がよく伝わってきて楽しめましたね。これまでの試合と同じく非常に短い試合時間でしたが、一番充実していた気がします。 【オフィス家具デスマッチ】
煽りビデオはなかなか良かったものの、こんなグダグダの面子で一体どうなることやら……。一宮 章一&マッスル坂井 vs ポイズン澤田&猪俣 潤 さて試合の方は序盤から派手な展開で、良い意味でやりたい放題やっちゃってる感がありますね。台車アタックの2回目で猪俣が当たってもいないのに吹っ飛んでたのは流石にどうかと思いましたけど。前半のやりたい放題の展開を見てお笑いテイスト強めの試合かなと思いきや、後半はシリアスな展開になりましたし、事前に想像していたよりかは楽しめましたね。 泉州 力&健心 vs ビックバン・ベイダー&橋本 友彦with未来
あのベイダーがなんとDDT来襲……なのはいいのですが、相手がよりによって泉州&健心というのは納得しかねますね。試合内容も顔見せだけの感が強く、適当に一通りやって終わりという香りが漂うのが何とも。MIKAMI&諸橋 晴也&タノムサク鳥羽
DDT正規軍vsディザスターボックスの6人タッグマッチ。なかなか面白そうです。vs 大鷲 透&高木 省吾&ダークサイドHERO! 6人が入り乱れる派手な展開となったこの試合。MIKAMIvsダークサイドHERO!の攻防がなかなか良かったですね。 【マスカラwithカベジェラ・コントラ・カベジェラ】
今度はDDT正規軍vsキューバ軍の6人タッグマッチ。しかしDDT正規軍は全員の髪の毛を、キューバ軍は全員のマスク&アントンの全身の体毛を賭けての試合とのことで、熱戦になることを期待しましょう。高木 三四郎&男色ディーノ&柿本 大地 vs グラン・マエストロ&レイ・クバーノ&ハバナ・ゲレーロwithアントーニオ本多 というわけでやはりキューバ軍の2人の上手さが目立った今試合。マエストロと本多もアクセントを添えてくれてますし良い感じですねー。対するDDT正規軍は動き自体は悪くないのですが、メンバーが歪なのと(いくらなんでもディーノは無い)、三四郎がいつも通り客にコールしすぎてたせいで今一つ乗り切れませんでした。あと、まさかの結末は必見です。 【映像特典/ダークマッチ】
ダークマッチとはいえこのクオリティを客に提供するのはどうなんでしょうか。ゴージャス松野 vs チェリー 後楽園とは思えないほどカードは弱かったのですが、試合内容に力を入れたお陰でギリギリ見られるレベルにはなっています。 (執筆日:2009年3月4日) |
Day dream believer 2005 | 評価:B |
2005年10月23日、後楽園ホールで行われたDDTの興行です。全王座戦組まれてるし、結構面白そうです。 高木 省吾 vs 中澤 マイケル
中澤マイケルのデビュー戦。決して悪くはないが、流石に周りが個性ありすぎて地味といった感があります。これからどんな色を付けて伸びていくのか楽しみです。【DDT vs NEO全面対抗戦”根絶やし”/アイアンマンヘビーメタル級選手権試合】
新日ネタに笑った。まぁ試合自体は良くも悪くも普通。女子レスラー勢は井上京子は流石に貫禄を見せるものの、他が存在感無さすぎ。井上 京子&宮崎 有妃&松尾 永遠 vs 泉州 力&一宮 章一&三和 太 【トリプルスレッドタッグマッチ】
普通に面白かったです。やや猪熊&高梨組の存在感が無いか。日本人初となる630°プレス「ディープ”M”インパクト」は必見。MIKAMI&タノムサク鳥羽 vs マッスル坂井&橋本 友彦 vs 猪熊 裕介&マサ高梨withすぎはら美里 ポイズン澤田&諸橋 晴也&ゴージャス松野&猪俣 潤
アントーニオ本多の喋り方が生理的に駄目だ……。それ以外はイタリアン・フォーホースメンは良いユニットですね。やっぱトーゴーさんはええですわ。vs ドン・マエストロ&フランチェスコ・トーゴー&モリ・ベルナルド&アントーニオ本多 【CMLL認定KO-Dタッグ選手権試合】
大鷲いいねぇ!存在感が素晴らしいです。そして挑戦者側、初めて見た飯伏が物凄すぎ。柿本も04年のDVDで見た時よりスープレックスがヤバいことになってるし、凄く若い勢いのあるチームですね。流石に若いので全体通しての流れとか見ると、バランス悪かったりしますが、勢いで客を納得させた内容だったと思います。スワンダイブ式フェニックススプラッシュ→フルネルソンからのカキチュードだけでお腹いっぱい。あとHERO!は存在感が薄かったですね。大鷲 透&ダークサイドHERO! vs 柿本 大地&飯伏 幸太 【KO-D無差別級選手権試合】
思ったより熱戦。流石にディーノもおちゃらけな雰囲気は控えめ。まぁ男色技がほとんどなんでやっぱり笑いは起こるわけですけど。ゴッチ式男色ドライバーはフォーム崩れすぎ。高木 三四郎 vs 男色ディーノ いやぁDVDの編集レベル自体が上がってましたね。短いながらもエンディング付けたり、映像特典もあるし、スキットたくさん入ってて楽しめました。試合のレベルもそこそこ高いですし、団体の成長をしっかりと感じました。 (執筆日:2006年8月19日) |
God Bless DDT 2005 in NAGOYA | 評価:B |
2005年11月27日、名古屋中村スポーツセンターで行われたDDTの興行です。KO-Dタッグ王座戦に注目したいですね。 マサ高梨 vs 高木 省吾
いつの間にやらヘタレキャラになってたマサ高梨。個人的にはそこまで印象悪くないんで、この扱いは少々疑問。一宮 章一&三和 太 vs 諸橋 晴也&中澤マイケル
一回きりかと思ってた新日ギミックをまだやってて笑った。全部持ってかれましたね。MIKAMI&タノムサク鳥羽 vs 大鷲 透&ダークサイドHERO!
MIKAMIの相変わらずのキレの良さには舌をまく。そして大鷲のトークも良いですね。それと高木省吾の手紙ギミック面白すぎ!【CMLL認定KO-Dタッグ選手権試合】
良い意味でマッスル坂井のための試合といった按配。パワー派一辺倒なイメージの坂井が関節技多用してきたのは良いですね。でも中盤から大技ラッシュとか、二人そろってレイザーズエッジとかはかなり疑問。もうちょっと構成練りましょう。柿本 大地&飯伏 幸太 vs マッスル坂井&橋本 友彦 【4vs3ハンディキャップ・イタリアンイリミネーションマッチ】
10月23日後楽園ホールのDVD見たばっかりだったので、三四郎の落ちぶれ振りにはかなり笑った。まぁベタすぎてアレですが良いアングルありがとうございました。高木 三四郎&ポイズン澤田&ゴージャス松野 vs ドン・マエストロ&フランチェスコ・トーゴー&モリ・ベルナルド&アントーニオ本多 男色ディーノ&MEN'Sテイオー vs 泉州力&スーパー宇宙パワー
とりあえずMEN'Sテイオーの怪我が残念でならないです。ほとんどハンディキャップマッチに近かったですしね。まぁそれでもメイン締められる内容になったので良かったですけど。お疲れ様。地方巡業なんですけど、流石に撮影班連れて来てるだけあってレベル高い興行で楽しめましたね。 (執筆日:2006年8月19日) |
NEVER MIND 2005 | 評価:B |
2005年12月27日、後楽園ホールで行われたDDTの興行です。KO-Dタッグ・無差別級両王座戦がやはり目を引きます。どちらも爆発したら相当面白そう。 アントーニオ本多 vs 泉州 力
どっちもヒールやのにどうなるんかなと思ってたら、意外なことにアントンに声援が。もちろんこのカードでやることと言えば新日ネタなわけですが、地味に面白かったですね。マッドマン・ポンド&猪熊 裕介&マサ高梨
とりあえず試合前のスキットで笑い転げました。ポンドと沼澤が面白すぎ。そして沼澤が昭和52年生まれってのが意外。後、翻訳係らしき猪熊が全然タイミング読めなくて喋れてなかったのが駄目すぎる。vs B-52スペシャル(マッスル坂井&橋本 友彦)&”黒天使”沼澤 邪鬼 試合自体はアングルを含めてベタすぎる展開。でも良いね。 諸橋 晴也 vs 中澤マイケル
真第一試合、もしくはヤングライオンの試合とも言うべきか。極度にシンプルな試合。良くも悪くもなく印象も残らず。【トリプルスレットタッグマッチ】
意外なことに速攻で終わってしまったので、各人スポット一箇所貰えれば良い方でしたね。まぁ本当のお楽しみは試合後の大鷲軍団のスキットなんですが。(笑)ポイズン澤田&ゴージャス松野 vs ダークサイドHERO!&高木 省吾 vs ドン・マエストロ&モリ・ベルナルド 【違法建築物耐震強度偽装3wayデスマッチ】
とりあえずちょっと凶器がでか過ぎて場外戦で手間取ったのが痛いですね。でも一宮が2階バルコニーからセントーンかましたのには度肝抜かれた。ラストだけあってやりたい放題ですね。受けまくった大家もお疲れ。一宮 章一 vs 三和 太 vs 大家 健 【CMLL認定KO-Dタッグ選手権試合】
解説者も言ってましたが、かなり意外な展開。まずMIKAMIと柿本でグラウンド対決、鳥羽と飯伏で打撃対決したのにはびっくり。後者はあるとは思ってましたが、まさかフォールよりダウンカウント取ってる方が印象的な試合になるとは。実験的ながらもクオリティは低くなく良い試合でした。柿本 大地&飯伏 幸太 vs MIKAMI&タノムサク鳥羽 【KO-D無差別級選手権試合/5wayラダーマッチ】
皆でお祭り騒ぎ。悪くはないが、ラストが微妙だなー。もうちょっとインパクトが欲しい。男色ディーノ vs 高木 三四郎 vs スーパー宇宙パワー vs 大鷲 透 vs フランチェスコ・トーゴー どの試合もそこそこ楽しめ、スキットも数は少ないけれども面白かったです。ですがちょっと「山」が無かったかな、と。どこか爆発する場所があれば、このバランスでならAランクに上げられたと思うんですが。ちょっと残念。 (執筆日:2006年8月21日) |