日本の過激プロレス 大日大戦 評価:C
 大日本プロレスにおいて05年前半に行われた伊東竜二vs佐々木貴の抗争を追ったDVD。かなり楽しみです。


【ノーロープ有刺鉄線蛍光灯6人タッグデスマッチ】
伊東 竜二&MEN'sテイオー&金村キンタロー vs BADBOY非道&佐々木 貴&葛西 純
(2005年2月22日 後楽園ホール)
 佐々木貴と伊東竜二の抗争開始となった一戦。金村がアパッチじゃなくて大日正規軍扱いされてるのが物凄い違和感ありますね。
  カット有り。 ムーブ的にはそれほど特筆したものはないものの安定して面白い一戦でした。ラダーから落下した時に有刺鉄線ロープの上に落ちて切れたのはヒヤリとしました。それから蛍光灯ネズミ捕りを初めて見たんですがかなりウケましたよ。あの何とも言えないシュールさが楽しい。


【蛍光灯6人タッグデスマッチ】
伊東 竜二&金村キンタロー&関本 大介 vs BADBOY非道&佐々木 貴&葛西 純
(2005年3月28日 後楽園ホール)
 リングの2面に蛍光灯を張り巡らせた蛍光灯デスマッチになります。
  途中からスタートかつカット有り。 これまた安定した面白さだったのですが、葛西の2人重ねテーブルクラッシュダイブと葛西&佐々木によるハイジャックパイルドライバーtoテーブルが非常に印象に残りました。


【蛍光灯6人タッグデスマッチ】
伊東 竜二&関本 大介&アブドーラ小林 vs BADBOY非道&佐々木 貴&葛西 純
(2005年3月31日 鶴見緑地公園花博記念公園水の館ホール付属展示場)
 リングの2面に蛍光灯を張り巡らせた蛍光灯デスマッチになります。
 途中からスタートかつカット多数。前の試合と比べて関本が目立ったかな?


【蛍光灯デスマッチ】
伊東 竜二&関本 大介 vs 佐々木 貴&葛西 純
(2005年4月3日 横浜赤レンガ倉庫)
 リングの2面に蛍光灯を張り巡らせた蛍光灯デスマッチになります。
  途中からスタートかつカット多数。 伊東vs佐々木を軸にしてはいますが、全員が持ち味を発揮できているかと。


【蛍光灯100本+特製ロング蛍光灯6人タッグデスマッチ】
伊東 竜二&関本 大介&”黒天使”沼澤 邪鬼 vs 佐々木 貴&BADBOY非道&葛西 純
(2005年4月29日 後楽園ホール)
  途中からスタートかつカット有り。 佐々木&葛西が大暴れして、関本がボコボコにされる展開ですね。伊東がスワンダイブ式ミサイルキックで関本の背中を押したのはかなり笑いました。


【BJW認定デスマッチヘビー級選手権試合/蛍光灯300本デスマッチ】
伊東 竜二 vs 佐々木 貴
(2005年6月18日 横浜文化体育館)
 そしてついに横浜文体にて激突。デスマッチデビューから僅か半年でタイトルマッチまで辿り着いた佐々木は、その勢いで奪取してしまうのでしょうか?
 流石にタイトルマッチということもあって、大技が多いですね。序盤から佐々木が珍しくダイビングセントーンwith蛍光灯to場外テーブルなんて決めたのを皮切りに、お互い蛍光灯の激しい乱れ打ちを繰り広げました。中盤にはこれまた佐々木が会場のステージからの断崖式ライガーボムtoテーブルなんて荒技も繰り出せば、伊東は掟破りのGガイストto蛍光灯で逆襲します。
 最後は必殺のドラゴンスプラッシュwith蛍光灯、Gガイストto蛍光灯まで飛び出すも、何とお互い返してしまいます。結論から言えばこれは返すべきだったのかどうか……。中盤からずっと大技乱発気味で来たところへ、最後の大技までもが返されてしまい、客席が「いつになったら終わるのか」という感じでダレてしまっていたので。
 凄まじい試合なことは確かなんですけれども、最後の方は過剰にやりすぎてメリハリを失ってたように思うので、個人的には07年に行われた同試合形式での再戦(ただし王者と挑戦者が逆)の方が好きですね。まぁでもデスマッチ始めて半年でここまでやれたら十分すぎますよ。


 蛍光灯デスマッチ祭りとなっているこのDVD。安定した面白さはあるんですが、蛍光灯に頼りすぎることによるマンネリを感じました。そういう意味では試合の途中スタート&カット多数は正解だったのかもという気はします。
 そんなわけで評価としてはBなりかけのCといったところ。もう一押し何か欲しかったですね。

(執筆日:2008年9月28日)


Autumn FIRE 2005 in Harumi 評価:B
 2005年10月2日に晴海埠頭の特設リングで行われた興行のDVDです。数年ぶりに大日でファイヤーデスマッチ復活ということで、ボーナストラックとして封印前の試合も収録されています。ただ大日の歴史を知らない上、ファイヤーデスマッチは最近は桂スタジオでやってる印象が強いので、数年ぶりに復活と言われてもピンとこない部分はあるのですが、まぁぶつぶつ言うより見てみましょう。


【ストリートファイトタッグマッチ】
関本 大介&MEN'Sテイオー vs シャドウWX&MASADA
(2005年10月2日 晴海埠頭特設リング)
 メンズクラブが久々の復活……って結構長い間やってたんですね。最近多団体の若手まで巻き込んでやってるので存在自体は知ってましたけど。
 面子にWXと関本がいるだけにパワーファイトな試合で、客はあんまり盛り上がってませんが個人的にはそこそこ面白かったです。


【ストリートファイトマッチ】
マッドマン・ポンド vs ネクロ・ブッチャー
(2005年10月2日 晴海埠頭特設リング)
 今や大日ファン以外にも有名になりつつあるネクロ・ブッチャーが、同じく大日常連”バカ”外人のポンドと対決。
 いやはや、なんというか色んな意味でひでぇ試合でした。(笑) いきなり場外戦→椅子やら刃物等でしばきあって大流血→リング内に戻ってグダグダで粗いハードコアファイトって流れだったんですが、あまりにアホすぎて逆に愛しくなってきますよ。わざわざ指摘するまでもなく粗だらけですが、まぁそれを超えた何かの魅力なようなものがあるようにも思えます。具体的に何かと尋ねられると困るんですけど。


【ファイヤーデスマッチ】
伊東 竜二&アブドーラ小林 vs 葛西 純&”黒天使”沼澤邪鬼
(2005年10月2日 晴海埠頭特設リング)
 メインイベントのファイヤーマッチ。二面のロープに灯油を染みこませたバスタオルを巻きつけ、試合開始から5分おきに点火するという形。そしてもう二面はノーロープ状態で、場外には蛍光灯柵等の凶器オブジェが設置されています。
 というわけで数年ぶりということもあってか、蛍光灯から有刺鉄線ボードにラダーまで持ち出し、やりたい放題という感じの試合で非常に面白かったです。デンジャラスなスポットを上げるとキリが無いくらいですが、伊東のファイヤーボール攻撃と、アブ小のコバドライバーtoファイヤー蛍光灯辺りは非常に印象に残りましたね。
 後半はロープの炎も燃え尽きてしまうのですが、何でも無理やり油ぶっかけて火つけまくってたのは笑いました。特に沼澤がキャンバス燃やそうとして油撒いたのはいいものの、耐火性のためか全然燃えずに困ってたのは微笑ましいぐらいでしたよ。後は燃え尽きて強度が下がっていたのかロープがぷつんと切れたりしたのも衝撃的な光景でした。しかし試合全体を通して見所盛り沢山な中、ラストだけしょぼかったのは残念です。


【スーパーファイヤーデスマッチ】
葛西 純&松永 光弘 vs ザンディグ&ニック・ゲージ
(2000年8月6日 JR秋葉原駅昭和通り口特設リング)
 CZWとの対抗戦中と思わしきカード。JR秋葉駅前というあり得ないシチュエーションでわくわくしますね。ちなみに現場の空気を感じ取って欲しいためか、この試合のみ実況解説無しという措置が取られています。ちなみにイリミネーション方式のタッグマッチです。
 さて入場から吹っ飛んでまして、松永がなんと車(たぶん中古)に乗って登場。案の定場外乱闘でスタートし、松永とザンディグは車にロープでくくりつけて引きずったり、窓ガラス割ったり、車からテーブルへのパワーボムと思う存分やりたい放題やっててまさにCZWという感じ。その間に葛西とニックが場外でイス乱闘という展開だったのですが、いやぁ葛西若いですねー。(笑)椅子を使った炎上ロープ越えのトペを失敗して、炎上するロープに突っ込んだのは吹きました。
 中盤に入るとCZWが何と撮影用カメラの土台として使っていたトラックを移動。カメラマンが上に乗ってるにも関わらず移動しててビックリしました。しかもカメラマンもずっと不動の体勢で撮影し続けてCZWチャントが起きる始末。(笑) そしてリング横に据え付けると、なんやかんやの末にザンディグがトラックの上からテーブルへ葛西を投げ落したのには度肝を抜かれました。 クレイジーすぎるわ!
 終盤にはCZW組の2人が意味もなくリングに火つけて大炎上 の中、グダグダの攻防を繰り広げて〆。いやはや……狂いすぎです。ネットの観戦記見ても「やりすぎ」って声多すぎますしね。それにデンジャラススポットの披露会ならまだましで、やたら時間かかりすぎたり、失敗したのも多く、ちょっと評価できないですね。まぁ色んな意味で歴史に残る試合というか一見する価値はあると思いますけど。


【ストリートファイトスタイルBJWファイヤーデスマッチ】
シャドウWX&ジ・ウインガー vs MEN'Sテイオー&アブドーラ小林
(2001年6月3日 JR秋葉原駅昭和通り口特設リング)
 これまたなんだか無茶な面子によるファイヤーデスマッチ。ちなみにロープに火をつけるのではなく、場外に3本の鉄線を取りつけた柵のようなものを設置し、試合時間が経過すると共に火をつけるという方式。それにしてもアブ小の風貌が今と違いすぎて吹いた。(笑)スキンヘッドなんですけど髭とか生やしてるし。びっくりだ。
 試合の方はやはりウインガーとテイオーのレスリングでスタート。やがて火が点火してからは場外戦に移り、柵を巡ってトリッキーな攻防を繰り広げます。しかしロープに直接火をつけてるわけじゃないんで、なんだか微妙に違和感を覚えますね。
 見どころとしてはやはりウインガーによる恐れ知らずの飛び技でしょうか。燃え尽きた鉄柵への自爆トペコン、ダイビングセントーンfromトラックtoテーブル等、この面子だと飛び技使うのが1人だけということもあり目立ちますね。そして忘れてはいけないのはラストのWXが放ったビッグファイヤー。至近距離すぎてたまげましたね。そこまでちょっとグダグダだった試合が急に引き締まって、観客の関心も全部持っていきましたもん。小林はよくやりました。


 いやはや収録されているファイヤーデスマッチ3試合、どれも十二分に楽しめましたよ。同じ試合形式でも微妙にルールが違っていたり、展開も全然違うので、非常に興味深く見ることができました。ストリートファイトマッチの方もそこそこ見所のありますし、大日ファンの人は一見の価値はあると思いますよ。

(執筆日:2008年6月17日)


日本の過激プロレス 葛西純編 評価:B
 大日本プロレスを舞台に日本のデスマッチ戦線を牽引し続ける葛西純。今DVDはそんな彼のデスマッチデビューからトップ戦線に駆け上がるまでの過程を追ったものです。試合形式も今みたいに蛍光灯ばかりじゃなく、ほどよくバラけていてかなり面白そうです。
 なお解説は当時のものではなく、DVD制作時(多分2005年)に登坂と須山の常連コンビによって後入れしたものになっています。


松永 光弘&山川 竜司 vs 葛西 純&ジ・ウインガー
(1999年10月17日 後楽園ホール)
 いやはや今から9年前ということもあって皆若いですねー。葛西の皮膚が綺麗なのを見ると物凄く複雑な気持ちになります。
 試合は松永がサーベル&蹴りで一方的に葛西を流血に追いこむも、葛西が頑張って盛り返すという展開。断崖式パワーボムやら断崖式ブレーンバスターtoテーブル等、葛西への激しすぎる洗礼が非常に印象に残りました。ウインガーがダイビングセントーン4連発したのは流石にどうかと思いましたが、それ以外は全員良い仕事をしており十分面白かったです。


葛西 純&ザンディグ vs 山川 竜司&本間 朋晃
(2000年10月15日 札幌テイセンホール)
 CZW側についた葛西が本隊の山川&本間と激突。山川の衣装がアレすぎるのが気になる……。
  カット2回有り。 この試合も中々面白かったですねー。特に本間が気を吐いてます。確かにこれだけやれれば「大日に残ってた方が良かった」と言われる訳だわ……。それにしてもザンディグが本間に雪崩式ブレーンバスターした時に、テイセンホールの天井が低すぎて本間の足が蛍光灯に当たって割れたのには吹いた。


葛西 純 vs 金村キンタロー
(2001年1月28日 後楽園ホール)
  カット有り。 猿キャラになってコメディ色の増した葛西が、日本のハードコア・レジェンドの金村と対決。ムーブ自体は特筆するものは無いのですが、中々良いハードコアマッチです。ただ最後のラダーからのダイブしようとしてズッコケたシーンには爆笑してしまいました。確かに大日史上に残る迷シーンになるだけのことはありますよ。


【CZW Jrヘビー級選手権試合/CZWスタイルフィラデルフィアバナナマッチ】
Men'sテイオー vs 葛西 純
(2001年5月4日 札幌テイセンホール)
 凄い試合形式名ですが、リング上にバナナを一房吊り下げ、最後の一本を食べた物が勝利という物凄いセンスのギミックマッチです。ただラダーは用意されず椅子を積み上げてあるだけということ、最後の一本だけ食べても勝利ということで中々侮れない戦略性も持ち合わせています。
 まずテイオーがロン毛なことにビックリしました。ちょっとビジュアル的にアレなように思うのは自分だけでしょうか……。試合の方はコメディチックな部分とハードコアの部分が良い具合に混じり合っており、試合形式の持ち合わせた戦略性も上手く表現されていて、素直に面白いです。しかもバナナを取り合うというプロレスらしくない光景が記憶にしっかり残ると。(笑)単なる一発ネタのギミックマッチに終わってない所が良いですね。


【画鋲3万個裸足デスマッチ】
葛西 純 vs 松永 光弘
(2001年5月27日 後楽園ホール)
 名前を聞くだけで恐ろしさがよく分かるデスマッチ。しかも試合形式名には入ってませんが、リングの2面分のロープにはカリビアンスタイルで有刺鉄線が巻かれています。
 リングのど真ん中に3万個の画鋲が入った容器が置いてあるのですが、冒頭からそれを巡って攻防を繰り広げ、異常な程の緊張感がありました。いざ被爆した後はエゲツなさすぎるスポットを連発。相手の口の中に画鋲ぶち込んで思いっきり平手打ったり、どっから持ってきたのか帽子に画鋲ぶち込んで相手に被せて上から椅子でぶっ叩いたりと、「Holy Shit!」のセリフが喉の奥に引っ込むほどの衝撃でした。葛西が有刺鉄線上を拝み渡りしたシーンで和んだぐらいでしたからね。
 また須山さんが「間が長いが飽きない」と解説していた通り、技と技の間がかなり空いていたにも関わらず、そこまでダレなかったことは非常に興味深いです。画鋲容器を巡るじっくりとした攻防によって全編に渡って緊張感が張り巡らされていたからだと思うんですけど、それを演出しきった2人には恐れ入りました。一生忘れない試合になりそうです。


【BJW認定デスマッチヘビー級選手権試合/ガラス&ボブワイヤーボードデスマッチ】
ザンディグ vs 葛西 純
(2001年6月25日 後楽園ホール)
  カット2回有り。 これが完全収録じゃないのはめちゃくちゃ残念。時期的にはまだ葛西が裏切る前になるんですかね。
 190cm近い大男のザンディグに向かっていく小兵の葛西という構図ですが、体格の差は関係なくお互いガンガンに攻め合っていて対等な感じなのが良いですね。そして最後のオチも人によって評価が分かれるかもしれませんが個人的には結構好きです。


葛西 純 vs 伊東 竜二
(2001年8月25日 後楽園ホール)
 伊東のデスマッチデビュー戦のようですが、まず伊藤がロン毛なのに吹いた。あまりにも今と違いすぎて……。解説の須山さんもかなり笑ってます。試合はあっさりと決着するも、乱入やら何やらで次の試合になだれ込みます。


葛西 純&ジャスティス・ペイン&ジョニー・カシミア
vs 神風&MEN'Sテイオー&伊東竜二
(2001年8月25日 後楽園ホール)
 前の試合から立て続けに試合開始。乱戦模様で一応伊東と葛西を軸にしてはいるものの今一つな出来です。


【地雷爆破ロシアンルーレットデスマッチ】
葛西 純 vs 山川 竜司
(2002年3月3日 横浜文化体育館)
 各コーナーに爆薬を 裏側に 仕込んだボード(=地雷)が立てかけられているのですが、爆発するのは4枚中2枚のみという試合形式。ちなみにボードの裏側に爆薬を仕掛けたら爆破してもダメージゼロでは?という疑問には、被爆したレスラーの鼓膜を破る作用があるという説明がされています。あまりにもあんまりすぎる……。
 序盤こそ中々良い感じに地雷爆破ボードを巡る心理戦を繰り広げたものの、2つ爆破した後は大技の掛けあいになり、山川がフィニッシュムーブのリバースタイガードライバーを4発も放つ というグダグダぶりにはガッカリしました。


 カットの多さこそ気になるものの、試合はどれもが一見の価値あり。試合形式もバラエティ豊かで中々見ごたえがありました。

(執筆日:2008年9月18日)


地獄の死闘 vol.12 評価:D
 2005年のゴールデンウィークで行われた北海道2連戦を収録しています。メインの蛍光灯マッチはもちろんのこと、外人勢にも注目したい所です。Mドッグ20ことマット・クロスは、最近ROHやノア(は怪我によりおじゃんになりましたが)参戦で脚光浴びつつありますしね。


GENTARO vs 井上 勝正
(2005年5月4日 札幌テイセンホール)
 途中からスタート。 GENTAROによる教育マッチですが、井上のどうしようもなさは異常です。体堅いわ運動神経もないわ打撃もしょっぱいわでは褒めようがありません。とはいえ今試合はGENTAROも動きが堅くて今一つ。


ネクロ・ブッチャー&谷口 裕一 vs 大黒坊 弁慶&アブドーラ小林
(2005年5月4日 札幌テイセンホール)
 途中からスタート。 毎度のことながら谷口と弁慶は見るに耐えない。見所はネクロ・ブッチャーの発車!ぐらいか?後アブ小がネクロ・ブッチャーに適当に断崖式ブレーンバスターしかけて崩れまくったのは笑った。


マンモス佐々木&MASADA vs ”黒天使”沼澤邪鬼&シャドウWX
(2005年5月4日 札幌テイセンホール)
 途中からスタート。 力技のマンモス&WX、飛び技のMASADA&邪鬼という感じの構成で、各自の見せ場もまんべんなく用意されなかなかバランスの良い試合だったと思います。


マッドマン・ポンド&エル・ドランコ vs MEN'Sテイオー&Mドッグ20
(2005年5月4日 札幌テイセンホール)
 各人の持ち味がしっかりと出た無難に面白い試合だったと思います。エル・ドランコとMドッグ20の米インディ剥き出しのセンスがそれなりに絡みあい、試合を華やかにしていました。


【蛍光灯100本デスマッチ】
佐々木 貴&BADBOY非道&葛西 純 vs 伊東 竜二&金村キンタロー&関本 大介
(2005年5月4日 札幌テイセンホール)
 タッグとはいえかなり豪華なカードですね。試合の方も各人やりたい放題大暴れで面白かったです。ただ非道の陰が微妙に薄いのと、金村が技を受ける時に手を抜いていたのが気になりました。


谷口 裕一 vs 大黒坊 弁慶
(2005年5月5日 札幌テイセンホール)
 途中からスタート。どうしようもない組み合わせで解説もかなり苦しそうなのが印象的でした。


ネクロ・ブッチャー vs マンモス佐々木
(2005年5月5日 札幌テイセンホール)
 途中からスタート。 マンモスが昨日とうって変わって精彩に欠ける印象。イス山盛りへのパワーボムといい、バルコニーからテーブルへの投げ捨て等、ムーブが粗すぎて怖い。ネクロもあんま受けようとする積極的な姿勢が見られなかったです。


金村キンタロー&井上 勝正 vs アブドーラ小林&MASADA
(2005年5月5日 札幌テイセンホール)
 途中からスタート。なんともチグハグで正直噛み合ってない戦いでしたが、ギリギリ及第点かと。


GENTARO&Mドッグ20 vs ”黒天使”沼澤邪鬼&エル・ドランコ
(2005年5月5日 札幌テイセンホール)
 米インディ組の2人のテンポが上手く噛み合わず、今一つ盛り上がりに欠けましたが、飛び技もかなり色々出て派手だったと思います。後半、GENTAROのプランチャでドランコがグロッキーになったのが痛い。


【蛍光灯100本デスマッチ】
佐々木 貴&BADBOY非道&葛西 純&マッドマン・ポンド
vs 伊東 竜二&MEN'Sテイオー&シャドウWX&関本 大介
(2005年5月5日 札幌テイセンホール)
 昨日からメンバーを追加しての8人タッグ。相変わらず大暴れで、昨日はいなかったポンド、テイオーもすんなり馴染んで自己主張しています。WXは若干陰薄かったかも。しかし何といっても佐々木・伊東・関本が凄い。2日連続蛍光灯マッチなのにこの奮闘ぶりはただただ平伏すしかありませんよ。


 というわけで原則セミ、メイン以外は半分程度にカット処理されていますが、正直正解だったと思います。むしろ第1・2試合とかは興行全体のレベルを下げてしまう駄目試合なので収録しないでほしいぐらい。あと肝心のセミ&メインも無難に面白くはあるのですが、DVDの目玉としてはちょっと辛いか。

(執筆日:2007年11月25日)




DVDレビュートップに戻る