Autumn Navigation'05
団体名 プロレスリング・ノア
日時 2005年10月28日(金) 18:00〜
場所 大阪府立体育会館・第1競技場

初の一競の仕事はノアの10月ツアー最終戦です。流石に準備大変でした……。そんな中、最初に会場入りしたっぽいのが小橋選手。試合まで時間が結構あるのに、裏に設置されたダンベルを上下させていました。その後、本田多聞や菊地毅なんかも早くから会場入りしていました。菊池は場内を何週もスローペースで走っていたのですが、膝が悪そうなのが気になりました。
 さて今回はG+の生中継があり、豪華な入場ゲートや装置が目立ち、当然花道もあって、王座戦を2つもやるということでなかなか面白そうな予感。楽しみ。
 そういえば2階席でやたら斉藤彰俊及びダークエージェントの旗をぶら下げていってる女の人がいたのが気になります。旗用の袋まであったんですが、やっぱり委託されてるんかな? それとも真性の熱狂的なファンなんでしょうか?




第1試合
 菊地 毅
○井上 雅央
8分10秒
横入り式エビ固め
永源 遥●
川畑 輝鎮 
泉田 純 

オープニングはノア特有のいつものマンネリ。しかも今日はかなり酷かった。動きが悪いのは仕方ないとして、間の取り方も悪いわ、お互いタイミングを合わせようとしているのがバレバレな場面もあり、かなりつまらなかった。




第2試合
○志賀 賢太郎
10分07秒
志賀絞め
リッキー・マルビン●

マルビンが今回もやってくれました。第2試合から飛びまくるわ椅子使うわ、受けもアザとすぎるほどアピールするわ、ハッスルしまくり。けれども何かイマイチ。別に志賀は悪くないのですが……お互いの相性の問題でしょうか。




第3試合
○本田 多聞
5分33秒
回転地獄五輪パート0
→片エビ固め
SUWA●

多聞はある意味不幸だなと思った試合。膝が悪くてあまり動けないのが明らかでした。前回はちょい役だったので全然気づかなかったのですが、ここまで酷いとは。膝さえ悪くなければもっと上に行ける選手だと思うんで、勿体無く思いました。
 試合はSUWAがリードしっぱなし。そういえば多聞の受けが酷すぎて、後から人に言われるまでジョン・ウーをやったことに気づかなかったという一幕も。まぁSUWAが使い手ってこと忘れてた俺が悪い部分もあるんですけど。
 かなり短い試合でしたが自分的にSUWAの株が上がりました。上には行けないかもしれないけれども、長くやっていてほしいなと思います。




第4試合
●青柳 政司
 潮崎 豪
 金丸 義信
 小川 良成
8分04秒
リアリティ・チェック→片エビ固め
ドノバン・モーガン 
マイケル・モデスト○
ダグ・ウィリアムス 
スコーピオ

なんじゃこりゃーと思うような組み合わせですが、思ったより面白かったです。ストロングの中にお笑いもありといった所で、特に小川とタグのグラウンド対決はかなり上手くて面白かったですね。それ以外はあんまり印象に残ってません。まさに薄味。まぁ他の前半戦3試合も全部薄味でしたけど。




第5試合
○佐野 巧真
14分49秒
雪崩式北斗ボム→体固め
杉浦 貴●

休憩後の試合になるわけですが、いきなり濃いのが来ましたね。今試合を一言で言うと、「コンセプトは悪くないが演者が悪すぎ」。やってることを紙に書くと面白そうに見えるんですが、いかんせん間の取り方が微妙に駄目。
 今まで杉浦は結構評価してだけにがっかり。初見の佐野は、ダイビングフットスタンプが嫌いな上に、雪崩式ブレーンバスターの失敗にしか見えない技を「雪崩式北斗ボム」とのたまったので自分内評価最悪。そもそも雪崩式にする必要は無い。帰れ。




第6試合
○田上 明
10分05秒
俺が田上→体固め
橋 誠●

今興行、最悪の試合と言ってもいいかもしれません。GHC王座戦を控えそれなりに期待は集まってますが、何分相手が橋。脈絡の無いマッチメークにやる気無さ杉。橋の技までちゃんと受けようとしなかったのは酷い。最後は申し訳程度に俺が田上を出して、田上がピン。




第7試合:GHCジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負
○KENTA
27分25秒
go 2 sleep→片エビ固め
ムシキング・テリー●

 試合は色々問題点がありましたね。冒頭のグラウンド部分が退屈。後半の大技連射タイムは長すぎる。何ぼなんでも25分以内には終わらせて欲しかったですね。この内容だと色々削って20分前後でも十分だったと思います。
 テリーこと鼓(略)は相変わらずというか案の定、技の一つ一つは綺麗でしたが、タイミングを取っているのがバレバレで組体操的すぎます。 それと背面エルボーが思いっきり失敗して(これはKENTA側も問題があったのでしょうか?切り替えし技狙って失敗したようにも見えましたが……)、もっかいやり直したのはアホすぎる。
 まぁ文句ばっかり言ってましたが、トータルで見ると王座戦にふさわしい迫力のある試合だったと思うし、試合後は凄い物を見たという満腹感はありました。




第8試合:GHCタッグ選手権試合 60分1本勝負
●丸藤 正道
 鈴木 みのる
30分02秒
キン肉バスター→体固め
森嶋 猛 
モハメド ヨネ○

セミはタッグ王座戦。しかし鈴木みのるが絡むと王座戦って感じがしないなぁ。(笑)まぁこれはこれで新鮮ですけど。つうか森嶋休みすぎ。ボコボコにされてるヨネに「自分で返せ!」って、ギャグかと思いましたよ。森嶋も相変わらず、周りがお膳立てしないと光れないレスラーですねー。色々努力してるヨネをもうちょっと見習えと。まぁ今日の筋肉バスターはイマイチでしたけど。
 相手チームは良い仕事をしたと思います。特に今回はみのるに合わせてあげてる丸藤の仕種が面白かったですね。それとトペ・コンヒーロが完全に大の字のまま飛び出していってたのにはびっくりした。ジェフのスワントーンボムを思い出した。凄すぎ。
 この試合は後半が駄目でした。ツープラトン雪崩式ブレーンバスターとか完全に余計だったと思います。他にもごちゃごちゃやりすぎ。せめて25分程度で収めて欲しかったです。
 しかし武道館でもタッグ王座やるのに、大阪で王座が動くとは思いませんでした。意外。




第9試合
●斎藤 彰俊
 三沢 光晴
 力皇 猛
24分40秒
剛腕ラリアット→体固め
天龍 源一郎 
秋山 準 
小橋 建太○

やっとこさメイン。やたら最強臭の漂う天龍秋山小橋組と、一番テープ投入量が少なかったGHCヘビー級王者・力皇&かつての挑戦者というチームが対決。
 まず小橋と天龍のやりとりがひたすら笑える。秋山良いとこ持って行きすぎ。今試合で一番楽してました。(笑)
 力皇はなんかえらくのびのびとしてましたねー。出番少なかったですけど、結構目立ちました。そして三沢さんが天龍との絡みで鋭いエルボー連発していたのにはかなり戦慄。アレはヤバい。今試合のMVPは斎藤。猛攻撃を受けてもなお気炎を吐く姿に、思わず呻きました。ところでハーフネルソン受けどうにかならんか。ホンマにやっちゃいそうで怖い。まぁそれはともかくとしても今試合で凄い評価上がりました。頑張れ。

 というわけで興行終了。ムラがありすぎるとは思いますが、後半3試合がかなり熱かったのでこれでオーケーかなと思いました。


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