Shiny Navigation'05
団体名 プロレスリング・ノア
日時 2005年9月1日(木) 18:00〜
場所 大阪府立体育会館 第2競技場

「ノアの地方興行は手抜き」という話ながらも、日プロの中で一番よく知ってるノアなので、レスラーを生で見れるだけでもいいやと思いつつ、バイトで府立第二に行ってきました。客席は全日よりも多く、ぎりぎりまで詰めまくり。
 予定より少し遅れて客を会場内に入れてちょっとした後、本日のサイン会は斉藤彰俊という場内アナウンスが。彰俊ならいらねーやと思って、そのまま流していましたが、それから更に後、2度目のアナウンスの時におまけのように「ロウキー選手のサインが〜〜」と告げられる。
彰俊いらねーから、ロウキーのサインくれと思いつつ、仕事なので我慢。




第1試合
●潮崎 豪
9分51秒 飛龍原爆固め
BJウィットマー○

オープニングは名前ぐらいは聞いたことのあるBJウィットマーと、名前しか知らない潮崎との対戦。どちらも名前ぐらいは聞いたことありつつも、未知の選手同士ということで興味を持ちました。
 試合はオープニングマッチの定石を踏まえつつ、後半はNOAHらしいダイナミックな投げ技多めの展開。声援は潮崎が圧倒的でしたが、外人スキーの俺は内心BJを応援しました。ラストはBJのドラゴンスープレックスで潮崎がフォールを取られて、客席からは思わず溜息が出ましたが、双方共に拍手が送られました。自分も内心で拍手を送りました。2人とも良い素質があると感じました。まだ伸びますね。
 ただちょっと気になったところが。ラストのドラゴンスープレックスのちょっと前に、BJウィットマーが投げっぱなしスープレックスやったんですが、その時のクラッチが俺の場所から見た限り、ハーフネルソン+胴締めだったんです。軌道が低く素早かったので、客も何をやったのかよく分からず「投げっぱなしのドラゴン?」とか言う声も聞こえました。俺もどっかで見たことあるけど思い出せないので、後で調べたら、タイガースープレックス'85というオチが。三沢いるのにいいのか、それ。見間違えにせよハーフネルソンは確定だし、アレは余計な気がします。




第2試合
青柳 政司
●永源 遥
 百田 光雄
 田上 明
8分08秒 首固め
川畑 輝鎮○
菊地 毅 
泉田 準 
本田 多聞

伝統芸といった趣きのある一戦。もう面子見ただけで何やるのかわかるといった感じで。こんなんでお金取れるんだからいいよなーといった気分。特に田上と多聞は冒頭以外なんかやったっけ?




第3試合
○ムシキング・テリー
11分35秒 ミスト・クラッシュ
エディ・エドワーズ●

ジュニアらしくてシンプルな試合。ほとんど記憶に残ってません。
 エディがヒール的な行動しないので、相手ムシキングなのにそれはアリなのか?と思ったこととか、エディのめちゃくちゃ精度の高いトペ・コンヒーロにうっとりしたのと、エディがそこそこ綺麗なシャイニングウィザード出して、客から「帰れ」と言われたのは覚えてます。
 要するにエディ・エドワーズしか覚えてないと。試合前まで名前すら知らんかったが、良い外人だと思うのでこれからは覚えておこう。




第4試合
●リッキー・マルビン
 リチャード・スリンガー
 小川 良成
19分27秒
トップロープからのギロチンドロップ
→片エビ固め
SUWA 
ロウキー 
スコーピオ○

スコーピオとロウキーと小川良成以外顔が分からなくて、かなり困った試合。
 試合展開はマルビンをひたすらシバくSUWA・ロウキー・スコーピオ組といった按配で、あまりにもシバく時間が長いのでダレてしまった。たまに何処の団体でもタッグでこういう一方的な時間が長い試合を試みますが、 個人的にはこれつまらんと思う。確かにワンパターンになりがちなんで工夫したいのは分かるけど。
 しかもスコーピオが人気ありすぎて、チームとしてもヒールになり切れなかったのが痛い。ヒール的行動も頻繁にリング入って相手チームをエプロンから叩き落すだけと、ワンパターンすぎ。しかも思ったよりスコーピオが動けなかったのが残念。さらに言うとフィニッシュ前のセカンドロープからのギロチンドロップは不要でしょう。
 スリンガー&小川はほとんど時間が無く大したことはできなかったけれど、小川は己をアピールする細かいムーブ持ってるんでどんどんやってたのは流石。
 とまぁ不満たらたらですが、マルビンとロウキーの素晴らしさが良く分かったので及第点ってところ。特にラスト、SUWAがパワーボムの体勢に抱えた横をロウキーが走り抜けて、セカンドロープに飛び乗って反転しつつめちゃめちゃ打点の高いレッグラリアットを放ってツープラトンに仕立てたのには 正直、惚れた。かっちょ良過ぎ!




第5試合
○池田 大輔
 丸藤 正道
 力皇 猛
15分26秒
大ちゃんボンバー→体固め
井上 雅央●
杉浦 貴 
斎藤 彰俊 

休憩後の試合になるわけですが、ほとんど記憶に残りませんでした。自分にとっちゃ丸藤・力皇・斉藤が見れた以外にはあまり意味は無いかな。ひたすらやられ役の丸藤と、力皇vs斉藤の巨漢対決ぐらいしか印象に無い。




第6試合
●金丸 義信
10分32秒
バイソン・テニエル→片エビ固め
バイソン・スミス○

また例のごとくバイソン・スミスって誰?って状態で見たわけですが、明らかにクルーザーvsヘビーというネタ混じった感のある組み合わせ。素人目から見ても異質すぎ。後、バイソンの髪型があまりにもキモいのでなんとかしてください。
 試合は案の定、金丸が健闘するも、「いやなんぼなんでもJrには負けないだろ」という予想が当たってしまった。ちなみにバイソン・テニエルは初耳・初見だったのですが、いわゆるスタイルズ・クラッシュだったのね。体格が体格なのでAJより説得力があります。




第7試合
●橋 誠
 小橋 建太
19分38秒
バックドロップ→片エビ固め
森嶋 猛○
モハメド ヨネ

これまた微妙感ある組み合わせ。小橋コールが凄かったのにビックリ。試合前は正直、生で小橋見れるだけで十分かなと思っていたんですが、ヨネが頑張ったお陰で結構見れる試合に。
 内容はドームを終えた小橋先生によるプロレス教室。橋がコーナーに追い詰めてチョップしたら、「橋!それは違う!」とか言いつつ入ってきて、見本のチョップを見せたのには激しく笑った。小橋使ってお笑いやるとはブック書いてる奴もよくやるなぁ。
 しかし小橋がチョップやろうとすると観客全員の視線を一身に集めるので、相当なプレッシャーだろうなぁと思います。一発でも弱い音出したらそれだけで印象悪くなってしまうので。良くも悪くも健介戦を引きずってることがよく分かりました。
 後は橋がヨネに筋肉バスターを決めた瞬間はかなり湧きましたね。溜め具合が絶妙。コーナーから持ち上げる形で移行したので、まるでバーニングハンマーの初公開時のような感じすらした。
 相手組ではヨネの上手さを感じました。森嶋はほとんど出番無しで判断不能。




第8試合
●KENTA
 三沢 光晴
14分18秒
垂直落下式エクスプロイダー
→体固め
天龍 源一郎
秋山 準○

いよいよメイン。しかし勝敗も展開も読める対戦カードなので、本当にビッグネームを生で見る以外の意味はありませんでした。
 試合内容は天龍vsKENTA→天龍vs三沢の構図だったんですが、正直、Jr王座のKENTAをどこぞのグリーンボーイみたいな使い方するのは勘弁してくれと思いましたね。確かにこのビッグネームの中では弱いですけどそりゃねえだろうと。
 ラストも53歳→エクスプロイダーを返して盛り上がった所に、追いうちの垂直落下式エクスプロイダーで封殺してしまい、客のテンションが微妙でした。自分も追いうち強力技で封殺ってパターン嫌いなんで、これにはゲンナリです。

 というわけで初のノア観戦。ビッグネームが生で見れたのと、未知の上手い選手が発見できて面白かったんですが、2度目以降は面白いって感じるかなぁ……といった感想です。



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