プロレス大感謝祭2007 第一部
団体名 大日本プロレス
日時 2007年5月3日(木・祝) 17:00〜
場所 松下IMPホール

この日は大日本とエルドラドという異色のタッグで合同興行という形を取っており、13時からが第一部のエルドラド、第二部が大日本となっています。ということで第二部。大日本は度々大阪でデスマッチやらかしてますんで、ハードコアマッチの範疇までしかできないIMPホールだと、自然と目玉は「エルドラドメンバーの参戦」がクローズアップされてきますね。



第1試合
●今井 計
クレイグ
11分18秒
キャプチュードバスター→片エビ固め
小幡 優作○
石倉 正徳

 基本的なムーブで占められた、第一試合にふさわしい試合。後半には石倉がランニングSSPやったり飛び技や投げ技も出て程よい華やかさでした。


クレイグのミサイルキック今井のダイビングボディプレス





第2試合
大黒坊 弁慶
○アブドーラ小林
10分39秒
ダイビング・バカチンガーエルボー→体固め
谷口 裕一●
シャドウWX

結構グダグダ。谷口の発車ムーブ&ヘタレキャラがしょっぱすぎてうすら寒い。シャドウWXは陰が薄すぎて何やったか一切覚えてない。弁慶は喉輪落としのフォーム汚なさすぎ&ロープワークさぼりすぎ。もっと重い吉江だってもうちょっと動くよ!




第3試合
○MEN’Sテイオー
清水 基嗣
13分47秒
ミラクルエクスタシー→エビ固め
忍●
ミラニート・コレクションa.t.

テイオーのパンツ(何故か履くとハルクアップばりにパワーが盛り上がってくる)を巡るコミックマッチ。ベタっちゃベタですがそこそこ結構盛り上がりましたね。

清水のコブラクラッチ・バックブリーカー
忍アップ





第4試合:3wayマッチ(イリミネーション方式)
●マッドマン・ポンド
12分01秒
タイガードライバー→エビ固め
MASADA
ネクロブッチャー○
○MASADA
14分43秒
脚立上からのデスバレーボム→片エビ固め
ネクロブッチャー●

まずネクロブッチャーの入場時に「道頓堀次郎のアメプロDVD徹底レビュー」管理人の道頓堀氏が「ネクロォォォォ!!!」と叫びつつリングサイドに駆け寄りボードを掲げてて、ちょっとビックリしました。いや事前に氏のサイトでボード上げるとは告知されてたのですが、あそこまで入れ込んでるとは知らなかったので。いやはやアツイね!
さて試合はこれまで積もった鬱憤を大爆発させるような馬鹿ガイジンによるハードコアマッチ。椅子やラダーの上に投げまくるわ、ラ・ケブラーダ、場外へのローリングセントーンなど無茶ダイブしまくるわやりたい放題でした。それと全員、技のフォーム汚いけど、逆にエネルギーに満ちてる感があるからこれはこれでありかなという気が。客も自分も派手なスポットに大ウケでした。
っていうか下の一枚撮った直後にデジカメの電池切れましたorz 無念……。







第5試合
○SJK
KAGETORA
9分37秒
リーガルストレッチ
井上 勝正●
菅原 拓也

休憩が明けて、まずは第二部で試合が組まれてないはずの谷嵜なおきが登場。「 せっかく大日本さんと絡むのだから、デスマッチ——蛍光灯デスマッチをやってみたい 」と衝撃の発言。デスマッチとは無縁な集団だと思ってただけに、この発言にはかなり驚かされました。去年建想がやった時もビックリしましたが、今回はそれ以上。闘龍門関係者がデスマッチやる時代になったんですねー……。
その発言を受けてBJW認定デスマッチヘビー級王座の佐々木貴が登場。流石に申し出の調子が甘っちょろく感じたのか、「そんなに『やってみたい』でやれるほど大日本のデスマッチは甘くねぇんだよ」と発言し、プロレス大感謝祭九州興行でのシングルで査定するとのこと。もし実現したらインプラントto蛍光灯とか、DH・BH・カサノヴァto蛍光灯といった光景が見られるのでしょうか? うーん、想像つかない。

さて肝心の第5試合ですが、景虎と菅原しか見えません。やっぱ良い選手だわー。井上がガチ鼻血出してまで頑張ったがややしょっぱい。




第6試合:デスマッチ刑務所プレゼンツ
スクランブルバンクハウス 浪花の鉄格子時間差入場式3wayタッグマッチ(サドンデス方式)
伊東 竜二
●isami
16分02秒
鉄格子上からのパールハーバースプラッシュ
→片エビ固め
葛西 純○
“黒天使”沼澤邪鬼
佐々木 貴
宮本 裕向



 タッグ3wayということで先ほどのシングル3wayとは若干異なり、ツープラトンや3wayならではの駆け引きが中心の試合。まぁ出る技の種類自体はやっぱりド派手な投げ技に飛び技なんですけど。(笑)
 試合はisami・沼澤・宮本でスタートし、入場順は曲が鳴るまで分からない方式。ちなみにネタバレすると葛西→伊東→佐々木の順でした。ちなみに上の試合開始直前の写真ですが、鉄格子の中には椅子が十数脚山積みになってて、ラダーは鉄格子の外にあるという状況です。携帯で何とか一枚だけ撮ったものの案の定画質最悪ですんません。
 試合構成としては、まず各選手で小気味良く椅子やラダーなんかも使ってスポットを回し、伊東や佐々木が入ってきた辺りから飛び技や鉄格子絡みのムーブ等が一気に増え、やがて全員が高い所へ上ったり受け側に回っていったりといった感じでした。ただ流石にラストのドラゴンスプラッシュ→パールハーバースプラッシュ→パールハーバースプラッシュfrom鉄格子はやりすぎ。しかも全部一言で言うならダイビングボディプレスというのは……。
 目玉の鉄格子絡みのムーブでは、宮本が掴まってるドアを思いっきり開かれて直接場外に落ちるという場面で、トップロープに足が引っかかりエプロンで腰を強打したのは焦りましたよー。あれはマズい。後は鉄格子上からのブレーンバスターも単純ながら天井スレスレの所から落ちてくるのは凄まじいインパクトがありました。無論ラストを飾る葛西のダイブもベタながら体張っててちょっとカッコ良かったです。
 地方のお上品な会場(そうこれまでのレポの中に「有刺鉄線」や「蛍光灯」の文字が無かったのがその証拠)のメインとしては上出来ですね。

 興行全体を見回すと、やっぱり歴史が長いだけあって構成が安定してますよね。地方でも客を満足させて、リピーターを集めることが出来るほどの鉄板ぶりは正直意外でした。
 後、ビックリしたのが売店。グッズがあんなに多い団体は見たことない! しかもそれが拝金主義みたいな嫌味な感じを出してないのが凄いですわ。やっぱ蛍光灯型エアーバットとかデスマッチラーメンとか色物グッズが混じってるせいなのか。(笑) ホームページ見てても色々考えてるなーってのが伝わってきますし、こういう団体こそ生き残ってもらいたいもんですね。





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