プロレス大感謝祭2007 第一部
団体名 プロレスリング・エルドラド
日時 2007年5月3日(木・祝) 13:00〜
場所 松下IMPホール

この日は大日本とエルドラドという異色のタッグで合同興行という形を取っており、13時からが第一部のエルドラド、第二部が大日本となっています。これまで東京でしか興行を行っていなかったエルドラドにとっては西日本初上陸となり、今まで見たくても見にいけなかったファンにとって待望の興行ですね。さて会場は300〜400人程度の箱なんですが9割以上埋まる盛況ぶり。メジャー団体ならともかく、団体の規模を考えるとやはり初お目見えということで期待されてるんでしょうね。
なお記憶頼りのため試合結果等がかなり穴が空いてますが、公式で試合結果が発表されてないので埋めようがありません。御了承下さい。




第1試合
○バラモンシュウ

佐藤 豪志●

 第1試合は極めてベーシックな試合。飛び技も投げ技もほとんど出なかったぐらいですからねー。佐藤はよくも悪くも普通の新人って感じ。シュウは蹴りが良かったんですが、チョップが逆水平じゃなくて普通に相手の真正面から胸元叩くタイプであまり説得力が無かったです。とはいえ、これはエルドラドの選手全般に言えることなんで、彼だけが悪いわけでもないんですが。やっぱチョップは逆水平ですよ!




第2試合
○ゴールデンウィーク☆省吾
キングポコダ
ジェットパンチ→片エビ固め
清水 基嗣
青木 洋介

高梨がキングポコダ名義で活動してるのは知ってたんですが、衣装までは知らず、入場してきた時に吹きました。(笑) えらく動きにくそうな衣装ですが、腕の部分のヒラヒラ部分でロープブレイクしようとしたり、ジェットパンチを巡る応酬など、全体的にコミックマッチでした。清水の動きが良いですね。







第3試合
<チーム南京>
辻本 恭史
沖本 摩幸
日野本 裕介
大日本選抜(= アブドーラ小林

<チームエアネス>
ベアー福田
Ken45゜
アントーニオ本多
大日本選抜(= 沼澤邪鬼


邪鬼登場!アブ小も登場!

まずは南京都レスリング部こと南京ファッキンレスリング部の面々が入場。沖本アマレス用タイツでマスク被ってるのね。(笑) それからチームエアネスが入場。エアギターを披露しますがややウケ悪く、微妙に「笑ってあげてる」風な雰囲気が漂う中、アントン&ブラザーのマイクがスタート。その中で、アントンが自チームのXの事を「俺らみたいなビジュアル系だ」と言っていて、まさかと思いきや…… 本当に沼澤がエルドラドのリングに降臨。
 ワーォ、異なる世界観の対決です!(シナvsJBL@JD05の時のマイケルコール風に) いやエルドラドにもバラモン兄弟いるし、そんなに離れまくってもいないのか?まぁとにかく、この入場の際が第一部最大の盛り上がりでしたね。
 南京レスリングの方のXはアブドーラ小林!こちらはブラザーが誘いこむ時にバラしたので爆発するような盛り上がりではありませんでしたが、アブ小も人気あるんで長く盛り上がった感じ。ちなみに写真見てもらえば分かると思いますが、何故かオーバーオールです。(笑)ちゃんとこの事もブラザーが「釣りパンのサイズが無かったんや!」とネタにしていました。(笑)

アブ小に逆エビ固めを食らうアントン。南京レスリング部の面々が周りでプッシュアップa>

 試合の方は所々トペ、プランチャ、フランケンシュタイナーと飛び技が爆発しつつも、基本的にはベーシックムーブ中心の試合。まぁゲスト呼んでの8人タッグつうことでそこまで凝った試合を期待してたわけでもないんですが。アブ小のバカチンガーエルボーや、沖本の情けないキャラネタ等も混じって所々笑わせます。

ラストは全員でエアギター

 ラストは全員(沼澤&アブ小含む)のエアギターで締め。というかコレが一番やりたかったんじゃないかと(ry この試合後、早くも休憩になって、今日は5試合しかないことを思い出しました。うーん。このままじゃ物足りないぞ。




第4試合
○谷嵜 なおき
佐々木 貴
カサノヴァ→片エビ固め
菅原 拓也
バラモンケイ●

ここから休憩明けになります。大日本からはBJWデスマッチヘビー級王座の佐々木貴が登場。そしてタッグパートナーは昨年末にエルドラドに入団した谷嵜。そして相手はバラモンケイに、昨年のGPWA興行で怪我して長期欠場に追い込まれ、最近復帰したばかりの菅原。正直カード編成はかなり適当ですが楽しみです。
さて入場ですが、まず谷嵜への歓声の多さにはビビりました。思っていたより人気あるんですねー。佐々木の王者としての貫禄も魅力的です。
 そして復帰したての菅原。去年夏の天下一Jr以来に生で見ますが、復帰してから太りましたね。そんなに飛ぶタイプでもないですけど、少なくとも贅肉は落とした方がいいですわ。あと髪型もちょっと変えて色もアッシュ系になってますが正味微妙。前のままだとマジで藤田ミノルとクリソツなんで違いをつけるのは良いんですが。(笑)
 入場衣装や試合コスチュームとかはかなり良い感じ。ただWWEファン的にはビッグマッチ時のアンダーテイカーに付いてくるドルイド僧(松明持って整列してる人達)を彷彿とさせて小物感も漂いますが。


貴のパワーボム谷嵜のインプラント

肝心の試合の方は投げ技や打撃が中心の派手な試合。やっとこさ本番といった感じでなかなか面白かったです。それとバラモン兄弟がそろって蹴り使いなのはちょっと驚き。




第5試合
大鷲 透
○KAGETORA
ヘラクレスオオ千賀
一騎当千→片エビ固め
近藤 修司
HARASHIMA
ミラニートコレクションa.t.●


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 メインイベント。地方向けの省力ファイトって感じはしますが、それでも面白かったですねー。これが役者が違うってことなのか。合体技もポンポン飛び出しますし、非常にスピーディな戦いでした。近藤大鷲は言うに及ばず、HARASHIMA景虎も素晴らしいですね。現時点でも完成度高いし、更に発展していく可能性を感じます。「こいつらの試合をもっと見たい!」と思わせるなんて只事じゃありませんよ。




さて興行全体の感想ですが、やっぱり5試合ぽっきりで、前半3試合はコミックマッチの要素が入ってるっていうのは物足りなさすぎ。地方向けに手を抜いてる?と勘繰られるのも仕方ないかと思います。自分なんか「大日本と絡んでるということでゲストも多いし、初御披露目で客来るから適当に流してもOK」と考えてるんじゃないかと思ったくらいです。ここはインパクトを残して、次回の集客に繋がるような良試合をしてほしかったですね。セミ・メインではまだ不足でした。
 後、大会終了後、公式サイトのブログでは盛り上がってよかったよかったなんて書く選手が結構いましたが、それは何ぼなんでも目標ライン低すぎ。これが一番がっかりですよ。その後の大日本と比べると、かなりの差があるんですが。全員が若いだけに、伸びしろは日本一だと思うので目標を高く持ってもらいたいところです。





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