Road to the Title 評価:S
 2002年6月22日にペンシルバニア州フィラデルフィアで開催された興行です。初代ROH世界王者決定トーナメントが行われる今興行、 なんと全13試合 というボクシングか総合格闘技かというような試合数でございます。トーナメント参加メンバーを見る限り、ハイスパートの試合も多そうですが、流石に各ブロック決勝戦辺りは名試合続出の予感!


【初代ROH世界王者決定トーナメント Cブロック1回戦】
バイオハザード vs アメリカン・ドラゴン
 オープニングマッチとしてはかえってウケの良さそうなスカッシュマッチ。バイオハザードが奇襲攻撃から攻めまくりますが、すぐにアメドラが反撃開始して〆。アメドラがリバースブレーンバスターしてて鼻水吹きそうになりました。


【初代ROH世界王者決定トーナメント Aブロック1回戦】
ポール・ロンドン vs スパンキー
 数年後WWEでタッグチームとして目立つことになるとは誰も予想できなかっただろう……ってことでロンケン対決。「第2試合からこんなにやっちゃっていいの?」という感想しか出ないほどの熱戦で非常に楽しめました。
 ムーブ的にはやはり飛び技が多かったのですが、それ以上に独創的なムーブがいくつも見受けられ、非常に唸らされました。やっぱこの2人は上手いわ。それから中盤にスパンキーがリバースブレーンバスターやっててひっくり返りましたよ。
 とまぁここまでは褒め言葉(?)ですが、問題点もあります。終盤、スパンキーがロンドンに雪崩式ブレーンバスターをかける時に失敗してしまい、雪崩式垂直落下エッジキューションといった感じで落ちてしまったんですよ。何とか予定通り試合は進んだようですが危険な落ち方なのでハラハラしました。


【初代ROH世界王者決定トーナメント Cブロック1回戦】
ダグ・ウィリアムス vs ジェイ・ブリスコ
 ダグはこの試合がROHでの初試合だそうです。いきなりジェイ相手とはかなり風変わりな対戦カードですが、まぁまぁな試合に仕上がったと思います。やはりダグが完全に引っ張ってましたけれども。やはり上手いですね。


【初代ROH世界王者決定トーナメント Aブロック1回戦】
ジョニー・ストーム vs ジョディ・フレイシュ
 かつてK-DOJOに定期的に来日していたジョニー・ストームと、英国の飛び業師ジョディ・フレイシュが対決。
 試合はやはり予想通り飛び技祭りとなりました。双方ともミスもかなり多いですが、ジョディがお得意のスワンダイブ式シューティングスタープレスや720°DDTを繰り出す等、超ド派手な飛び技や素早い丸めこみ合戦も繰り広げられ、なかなか盛り上がりました。ただラストの方で同じようなムーブが続いて、展開がみえみえだったのは残念でした。


【初代ROH世界王者決定トーナメント Dブロック1回戦】
ロウキー vs プリンス・ナナ
 プリンス・ナナが試合するのを見るの始めてかも……。レスラーだったんですね。いつも服着てるから気づきませんでしたが、思ってたよりデカいです。
 試合の方は試合冒頭からナナが体格を生かして一方的に攻めるも、すぐにロウキーが逆転し蹴り殺しましたとさ。ちゃんちゃん。


【初代ROH世界王者決定トーナメント Dブロック1回戦】
イグゼイヴィア vs アメージング・レッド
 あんまり期待してないカードだったんですが、意外や意外、なかなか面白かったです。いきなりハイスパートな展開で試合自体も相当短いので、レスリングとか緩急もクソもあったもんじゃないですが、華やかすぎて印象に残りました。案外こういう試合がレッドのシングルマッチのベストバウトになるのかもしれません……。
 ムーブ的にはレッドがイグゼイヴィアにウラカンラナをしかけるも、イグゼイヴィアが前方回転すると見せかけ倒立→立ちあがったレッドの後頭部へハンドスプリング反転レッグラリアット炸裂の場面が非常にウケました。そこで倒立するか! 後はエディかミステリオが昔やってた、相手の手を持ってコーナー経由でトップロープに駆け上がり、そのままバク宙して相手の頭を掴んでDDTってのも披露してました。相当かなり難易度高いのにようやりますよ。最後の飛び技2連発も説得力満点でした。


【初代ROH世界王者決定トーナメント Bブロック1回戦】
スクート・アンドリュース vs クリストファー・ダニエルズ
 対戦カードからしてハイスパ臭が漂ってますが、やはりスカッシュマッチでした。最初はダニエルズが受けて最後はきっちりと仕留めるという王道展開ぶりです。


シンプリー・ルシャス vs 坂井澄江
 ここまで全試合10分切ってるというハイスパートな流れの中で、どさくさに紛れてこんな試合が入ってることが納得いかないです。これも相当試合時間短いのですが、他の試合も短いので、見るのが苦痛な上、やたら長く感じるのが痛いです。てかルシャスはプロレスの練習してるんでしょうか?ほとんど練習してない素人を急遽上げたような感じすら受けますが……。


【初代ROH世界王者決定トーナメント Bブロック1回戦】
AJスタイルズ vs ジェリー・リン
 TNAではXディヴィジョン・パイオニアとして知られるAJとリンがROHマットで激突。一体どんな奇想天外なムーブが飛び出すのか?
 この試合はかなり期待してたんですが、期待しすぎたかな?というのが正直な感想。かなりトリッキーなムーブが色々飛び出して面白いのですが、いかんせん全編に渡って何かドタバタしてるというか、露骨に言えばお互いタイミング計ってるのが丸わかりなので、今一つ「闘い」としてノリきれませんでした。他の試合と比べても全然面白いとは思いますし、熱戦だとは思うのですけれども……この2人だったらもっとできるだろうという気がしちゃうんですよ。


【初代ROH世界王者決定トーナメント Aブロック決勝戦】
ジョディ・フレイシュ vs スパンキー
 これもかなり試合時間短い試合ですね。とはいえテクニシャンのスパンキーがいるので、フレイシュvsストームのような飛び技祭り一辺倒というわけではなく、それなりに普通の試合になってました。


【初代ROH世界王者決定トーナメント Cブロック決勝戦】
ダグ・ウィリアムス vs アメリカン・ドラゴン
 テクニシャン同士の対決となったCブロック決勝戦。予想を裏切ることもなく全編に渡ってグラウンド合戦なんですけれども、やはりこの2人は相当魅せてくれますね。更にこの試合ではアクセントとして飛び技や投げ技も(この2人にしては)取り入れてる方であり、初心者の方でも見やすいのではないでしょうか?
 ムーブ的にはやはりラストの切り返しが目立ちました。ただその後のフィニッシュがグダったのは残念の一言。あれは何がやりたかったんだろう……。


【初代ROH世界王者決定トーナメント Dブロック決勝戦】
アメージング・レッド vs ロウキー
 片や華やかな飛び技使い、片や殺気とスピード溢れる蹴り技&トリッキーな関節技使いと、かなり相性の悪そうな組み合わせ。一体どうなるのか……。
 試合は冒頭から凄まじい攻防を繰り広げます。まるでアクション映画のごとくロウキーとレッドが丁々発止の打撃戦を繰り広げ、いきなり大盛り上がりの展開。正直、06年にやった丸藤vsKENTAの凄まじいファーストコンタクトをも越えたかも……。少なくともこんな他で攻防見たことありません!これは絶対一見の価値ありますよ。
 中盤からは比較的落ち着いてきて、ロウキーの蹴りに追い込まれつつも適宜飛び技でカウンターしていく流れになります。ムーブ的にもロウキーのタイダルクラッシュ(スペースローリングエルボーのジャンピングハイキック版)をレッドがミサイルキックで返したり、ロウキーがまさかの619を繰り出したり(結局回避されましたが)、レッドがリバースフランケンを失敗したりと色々見所ありますよ。ただ基本的にスポット披露→ダウンという展開なので、序盤に比べると少々退屈に感じるかもしれません。


【初代ROH世界王者決定トーナメント Bブロック決勝戦】
AJスタイルズ vs クリストファー・ダニエルズ
 AJとダニエルズのどちらのベストバウトDVDにも収録された、文句なしの名試合です。
 さて久々に見たんですけれども、やはり上手いレスラーってのは序盤のグラウンドからして魅せてきますね。何回も見たはずなのに再び魅了されてしまいました。更にこの2人は派手さもありますからね。ダニエルズは比較的持ち技固定してる方ですけど、AJはこの頃フィニッシュムーブ以外の持ち技が変わりまくってましたから、今では見れない技も色々出してて新鮮です。飛び技もかなり多いですし、全ての分野を修めたコンプリートファイター同士の至高の一戦といった感があります。お見事。


 というわけで全13試合ということもあってか、10分以下の試合がほとんどという残念な結果に。それでも入場とかいろいろやってたら興行時間えらいことになってるんでしょうけどね。1回戦はおおむねカードが弱く、この位の時間じゃないと逆にもっと悪くなりそうな試合も多かったので、これはこれでこれでいいのかもしれませんが、ちょっと勿体ない気はします。
 一方、後半はどれも一見の価値はある良い試合でした。超名試合となるとメインのAJvsダニエルズだけになってしまいますが、その他の試合も十分に楽しめましたね。それに特筆すべきなのはマッチメイカーの手腕。試合の内容と所要時間を計算し尽くした上で組まれており、興行の流れが非常にスムーズかつ理想的でした。ここまで完成されたプロレス興行はなかなかあるもんじゃないですよ。素晴らしい!
 総評としては、事前に全対戦カードを見て期待を膨らませていたので、流石に期待しすぎたかなというのが正直なところ。後半はAJvsダニエルズ級の名試合連発かと思いきや、「一見の価値はある良い試合」止まりだったというのと、前半があまりにもハイスパートすぎるという2点の理由により、ちょっとスカされたかなという印象をどうしても受けてしまいます。しかしメインは文句なしの名試合ですし、興行全体を見回して完全な駄目試合というのもほとんど無いので、ギリギリでSをつけさせてもらいました。

(執筆日:2008年7月22日)


All Star Extravaganza 評価:B?
 2002年11月9日にペンシルバニア州フィラデルフィアで開催された興行です。カード的に注目したいのはセミのマット・ハーディvsホミサイドと、メインの4ウェイですね。特にメインはかなりの名試合になりそうで楽しみです。


【タッグチームスクランブルマッチ】
SAT vs スペシャルK(ジョーイ・マシューズ&イジー)
vs ディバイン・ストーム vs ダ・ヒット・スクワッド
 タッグチーム大集合の第一試合はどいつもこいつもグダグダな場面が目立ち、粗が多すぎるように思いました。ただ派手な大技は結構出るので、盛り上げ役としてはそれなりに機能してるかもしれません。


【ガントレットマッチ】
CMパンク vs マイケル・シェーン vs ポール・ロンドン
vs アメージング・レッド vs アメリカン・ドラゴン
 ガントレットマッチとは最初に1対1で始め、勝者に対して3人目がシングルマッチで戦い、更にその勝者が4人目と——という風な感じに進める変則勝ち抜き戦です。勝者にはセミファイナルで行われる第一挑戦者決定戦でAJスタイルズと対決することになっています。
 さて最初はROHデビュー戦となるCMパンクと、テクニックには定評のあるマイケル・シェーン(現マット・ベントリー)が対決します。やはりマイケル・シェーンがリードしてベーシックなグラウンド中心の展開。CMパンクが腕攻めをベースに、珍しく拝み渡りを見せたりしてますが、最後はダーティフォールで3カウントを奪われました。試合の質はぼちぼちと言ったところ。
 次に登場したのはポール・ロンドン。赤のツーショルダーのアマレスタイツ姿のロンドンに吹きつつ、飛び技vsベーシックムーブといった趣の試合を展開。こちらはあっさりとロンドンが勝利しましたが、シェーンが判定に文句を言って初期ROHの規則である試合後の握手をしないでいると、なんとトミー・ドリーマーが登場。やや長めのマイクで観客の大歓声を引き起こし、最後はきっちりとDDTでシェーンに引導を渡します。
 3戦目に登場としたのはアメージング・レッド。いきなり素早い攻防を展開しますが2ヶ所ぐらいミスっぽい場面もあり、勢いで誤魔化してたのは笑えました。ロンドンvsレッドということで飛び技祭りになるかと思いきや、レッドに飛び技を任せてロンドンは投げ技等で応戦。ロンドンが垂直落下式ブレーンバスター出すとこ初めて見ましたよ……。終盤にはレッドがコーナートップに両者立った状態からスーパー雪崩式フランケンシュタイナーなんて無茶なムーブを繰り出し会場を盛り上げますが、ロンドンがシューティングスタープレスできっちりと締め。ここまでの3戦の中で一番短かったですけど、夢のあるカードだと思いますし、この試合を見てもまだまだ出来ると思うので、もっと見たいですねー。
 最後はポール・ロンドンvsアメリカン・ドラゴンことブライアン・ダニエルソン。素早いグラウンドの展開から激しい打撃戦へと発展し、やがてロンドンの飛び技とダニエルソンの投げ技が飛び交って〆という形。ロンドンは3試合目ということもあってか、ややグダグダな場面もありましたが、ガントレットマッチの中では一番面白かったです。
 ガントレットマッチ全体の総評ですけれども、形式そのものの問題として一つ一つの試合がやや手抜きになってしまうことが挙げられると思います。ロンドンvsレッド、ロンドンvsダニエルソンで特に感じたのですが、この両者が普通にシングルマッチをすればもっと凄い試合になるのは明白なので、微妙にフラストレーションが溜まりました。しかもこの試合の勝者は更にセミでAJとの対決ですからね。必然的に力抜かないといけなくなるわけで。あまりにもカードが勿体ないなーという気持ちになりますよ。


【ROHタッグ王座戦】
クリストファー・ダニエルズ&ドノバン・モーガン&サモア・ジョー
vs ロウキー&ダグ・ウィリアムス&ホミサイド
 DVDにダメージがあるらしく、プレイヤーが再生してくれませんorz また別のDVDを入手してレビューさせていただきます。


アリソン・デンジャー vs アレクシス・ラリー
 この時期のROHにしては珍しく女子の試合が組まれています。まぁWWEのディーバの試合と同レベルぐらいってことで大体どんな感じか分かると思います。


カーニッジ・クルー vs ダン&マルコス
 スカッシュマッチというかストーリーの繋ぎみたいなものですね。短すぎて試合として評価できません。


【ROH世界王座戦】
イグゼイヴィア vs ジェイ・ブリスコ
 ロウキーを破って第2代ROH世界王者となったイグゼイヴィアに、当時若干18歳のジェイ・ブリスコが挑戦します。一体どんな試合になるのか……。
 さてさて王者があまり評判が芳しく無く、挑戦者はあまりにも若すぎるということで不安でしたが、ROH世界王座戦としてごく普通の当たり障りのない試合だったように思います。確かに途中間の悪い場面もあって少しグダグダになった時間帯もありましたが、なんだかんだで熱戦に仕上がっておりそこそこ面白かったですよ。
 試合構成としては最初はグラウンドでスタートし、じょじょに投げ技や飛び技が増えてきて、最後はフィニッシュムーブと大技と切り返しで魅せるという感じ。非常にオーソドックスなパターンですね。
 王者のイグゼイヴィアは非常にトリッキーな技が好きなレスラーで、フィニッシュムーブのキス・ユア・エックス・グッバイ(パイプハンドルで持ち上げて無理やり旋回して開脚フェイスバスターで落とす)を始め、三角飛び開脚ケブラーダとか色々やるんですけども、対するジェイは比較的シンプルな技が多いので好対照という印象を受けました。両者とも技のキレもよろしく、特にイグゼイヴィアの裏投げっぽいコブラクラッチスープレックスやジェイのデスバレードライバーは結構印象に残りましたね。そういう激しい技の応酬があっただけに、ラストの唐突なフィニッシュには納得がいかないのですけれども……。


アメリカン・ドラゴン vs AJスタイルズ
 「The Best of AJ Styles : Evolution of a Phenom」にも収録されていますが、それも納得の名試合。これで見るのは3回目ぐらいになりますが、今回もしっかり楽しみたいと思います。
 やはりこの2人だけあって全編通して激しいグラウンド合戦が展開されます。それに打撃もかなり当たりが強くて、勝利への執念が露になっているのが良いですね。中盤からは双方とも派手な技も繰り出しますが、それでも打撃や関節技が埋もれることなく存在感を表しているってのは中々できることじゃありません。それもこれも2人に打撃や関節技に関する力量があり、終盤でもそれらを疎かにしないという強い意思があるからなんでしょうね。天晴です。


大谷晋二郎 & 田中将斗 vs スティーブ・コリノ&ロウキー
 炎武連夢がROHに登場ということで相手も01常連組の2人。慣れてるだけに面白い試合が期待できそうです。
 試合は序盤からハイスピードで展開。炎武連夢の2人が得意とする攻撃型プロレスが存分に披露された感じですね。ロウキーは真っ向からやりあいますし、コリノもそこまでヒールムーブ出さずに合わせてたように思います。特に目立ったスポットとかは無かったのですが、同じ相手にコーナーからのトルネードDDT2連発は無理ありすぎてちょっと笑えました。
 全体的に手抜きというかエキシビジョンな感じは否めませんが、観客をしっかり喜ばせてメインとして、ゲストとしての仕事をしっかり果たしてるのでこれでいいんでしょう。
 ところで試合には全く関係ありませんが、炎武連夢の入場前に中村祥之が紹介されるんですが、上が白のZERO1トレーナー(?)で下が白のズボンというあまりにもダサい格好で、思わず頭を抱えてしまいました。普通にスーツ着てる方がいいでしょ……


【初回版(RFVideo版)のみボーナストラック/3wayマッチ(サドンデス方式)】
ジョエル・マキシモ vs ジョーズ・マキシモ vs アメージング・レッド
(2001年9月22日 ECWAの興行より)
 3人とも親戚関係ということで仲の良いSAT&アメージングレッドが今宵は3wayで激突。飛び技や派手なムーブには定評があるものの、試合構築能力は今一つの3人が揃った時、一体どんなカオスな空間が出来るのでしょうか?
 さて戦うはずなのに一緒に入場してきた上、全員SATの赤いツナギを着ているという、試合前からツッコミ所多数な状況。これだけで頭がクラクラしますが、試合が始まってもミスムーブもしまくっても勢いで誤魔化すわ、当たりが異常に弱いわ、リングが小さすぎるわ、SATの片割れが意味もなく腕ひしぎ十字固めするわで、想像以上の空間でした。ROHだったら罵声が飛んでそうですが、ここの観客は普通に喜んでますし、 スパニッシュフライとインフラレッドが一試合で両方見られたというだけでいいのかもしれませんね。


【初回版(RFVideo版)のみボーナストラック】
ロウキー vs 藤田ミノル
(2001年6月15日 JAPW「Here To Stay」より)
 こんなカードがアメリカで実現していたとは……。
 試合の方はロウキーの蹴りがいつも以上に冴え渡り、ミノルも飛び技や投げ技で良い感じに食らいついていってます。最後のドラゴンクラッチの入り方はちょっと驚きましたね。なかなかの試合でした。


 というわけで、現時点では不完全ですがとりあえず観戦終了。AJvsダニエルソンが素晴らしかった他、メインとROH世界王座も中々面白く、何試合かあった駄目試合をも十分カバーできていると思います。初回版だけですがボーナストラックもそれぞれ見所あって面白いので、もし初回版で状態の良いやつが手に入るのならばそちらをお薦め。赤いパッケージが目印です。

(執筆日:2008年7月11日)

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